« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月

2016年3月30日 (水)

短距離路線に新たなスターが誕生

あちこちで桜が開花し始めた先週日曜日、中京競馬場では春のGⅠシリーズ第1弾・第46回高松宮記念が行われビッグアーサーが優勝、初めての重賞勝利がGⅠという大変嬉しい結果となりました。

デビュー戦を快勝後に10か月の休養を挟み、復帰してからも4連勝。

これまでに10戦して〔6.2.1.1〕と掲示板を外したことがない成績を見るだけでも、かなりの素質馬ということがわかります。

重賞未勝利とはいえこの馬ならばGⅠの大舞台でも勝ち負けになると陣営は確信をもっていたはずで、万全の状態でレースに送り出してきました。

ただ、単勝1番人気には驚きました。全く同じ3.9倍の単勝オッズで人気を分け合ったミッキーアイルはやはりGⅠ・NHKマイルCを含む重賞5勝の、GIの舞台でも1番人気の推されるだけの圧倒的な実績、しかしビッグアーサーはGIどころか重賞未勝利ですからね。

それだけ関係者の間でも評判だったという証でしょうし、それに相応しい圧倒的な勝ち方でした。

この高松宮記念は逃げ宣言したローレルベローチェハクサンムーン、そして逃げれば8戦7勝ミッキーアイルと、高速馬場で速い決着になるのは必然であり、実際に勝ち時計は1分06秒7のレコードだったのですが、こういう馬場ではスピードの絶対値が高くなければ好走は望めず、追い込み脚質の馬にはとても苦しいレースとなりました。

この流れを読んでいたのか、ビッグアーサー鞍上の福永騎手はスタートを決めると、先に行った逃げ・先行馬3頭を先に行かせてから少し距離を置いて、前にいる馬たちのペースに乗ってしまわないよう一歩引いて追走していました。

この位置取りが最高でした。勝つべくして勝ったとしか言いようがありません。

ハイペースにもかかわらず4番手でピタリと折り合いがついて手応えは楽々、あと騎手がすることは抜け出すタイミングを計るのみと、余裕すら感じさせるビッグアーサーの走りに、鞍上はさぞかし楽しくレースができたのではないでしょうか。

福永騎手がこの馬とコンビを組んだのは初めてですが、とても息が合って乗りやすそうな感じでした。

きっとビッグアーサーは脚だけでなく気性・レースセンスなど全てが優れているのでしょう。

今年の短距離戦線に新たなスターが誕生しました。


2着にミッキーアイル。

逃げて好成績を残してきた馬ですが、ローレルベローチェの方がスタートが速く先に行かれてしまい、自分のペースに持ち込めなかったことが敗因でしょうか。

ローレルベローチェとハクサンムーンを前に置き3番手でレースを進めましたが、ゲートを出していった分この2頭の競りに加わってしまい、リズムを崩してしまった印象を受けました。

それでもさすがに能力はこのGⅠレースのメンバー中でも1,2を争う馬だけに、直線に向いてもバテず、一度は先頭に立つなど見せ場は十分。

ゴールまで粘り込めるかというところで勝ち馬に差され3/4馬身つけられてしまいましたが、底力は見せてくれました。

勝負で“たられば”が禁物なのは承知ですが、もしも逃げる選択をせずに好位で良しという考えで騎乗していれば、本当にきわどい勝負になっていたかも知れません。

スタートで出していったことで気持ちが入り過ぎ、それが力みとなって消耗し直線の末脚に影響したように思います。

今回に限らずミッキーアイルは、それまでのように、はじめから好位でのレースをするように乗ってみれば、脚質の幅が広がってさらに強さが増すのではないかと、改めて思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月27日 (日)

4月2・3日の注目馬情報

注目ランクB
鹿戸雄 厩舎
ロッカフラベイビー
※中山4-8R・4歳上500万下・芝2000mに出走予定

昨秋以来の一戦となるが、「もう負けられません」と厩舎サイドから強気な話。牧場から入念に乗り込み、帰厩後の動きも抜群。先週の追い切りに乗った三浦も手応えを掴んでいるそうだ。気性的にポン駆けの利くタイプでもあり、先々のためにもココは一発通過が求められる。

注目ランクB
田中章 厩舎
キングズガード
※阪神4-9R・鳴門S・ダ1400mに出走予定

蟻洞明けで久々の競馬となった前走。後方から鋭い脚を使って見事勝利を飾ったのだが、実は、戦前の段階で陣営は完全に半信半疑、トーンは全く良くなかったという裏話がある。そんな状態で勝つのだから、やはり能力は相当ということ。使ってあらゆる面で上積みがあるという今回は、陣営のトーンも一変。鞍上には蛯名を予定しているとのこと。連勝でいざオープンへ。

注目ランクMM
戸田 厩舎
アムネスティ
※中山4-5R・3歳未勝利・芝2000mに出走予定

昨年の夏に一度入厩したが、体調が整わずに再度放牧へ。ココまで復帰が延びて経験馬相手のデビューとなってしまった。「やり出してからは順調だし、今週は芝コースで併せ馬で好時計を出しました。経験馬相手にイキナリ芝の2000mでそれなりに揃うと思いますが、期待していた馬なので、どんな走りを見せてくれるのか、楽しみはあります」と厩舎サイド。甘く見ない方がよさそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月23日 (水)

皐月賞へ向けての最終便スプリングS

皐月賞トライアル・第65回スプリングステークスが先週、中山競馬場で行われました。

まず注目していたのが、昨年の新潟2歳Sを制し、前走ホープフルSでも2着に好走したロードクエストです。

レースは後方2番手から進めて折り合いも悪くなく、初騎乗となる池添騎手との相性も良さそうで全く問題のない内容でしたが、勝負どころから仕掛けだし反応良く伸びてきたものの前の馬と脚いろが同じになってしまい届かず3着に終わりました。

新潟2歳Sや前走のような、追ってからのインパクトある伸び脚が今回はあまり感じられず、ペースやポジションなど様々な要素が絡むとはいえ基本的には距離が少し長いかもしれません。

ただやはり地力がある馬なので、こうして重賞で上位に入る安定した走りができるのは強みですね。

次走は皐月賞へ向かい、その後は皐月賞の結果次第でしょうが、ダービーよりもNHKマイルCの方が勝ち負けになると思います。


優勝した4番人気マウントロブソンは、重賞ウィナーのロードクエストとは違い賞金の面で余裕がないため今回のスプリングSは絶対に皐月賞優先出走権が欲しいところ。

この馬については、他のメディアでも書いたことがありますが、実はデビュー当時から注目していて、もちろん今回も注目していました。

ローカルの小倉500万下を勝ったばかりですが今回の出走メンバーに入っても十分に通用すると考えていました。

デビュー戦とその次のレースで2着が続いたことが陣営にとってはおそらく予想外というほどの馬なので、年末に未勝利を脱出したあとは慎重にレースを選んだのでしょう、前走の小倉500万下特別レースを“確実に勝ちにいった”あとの今回のトライアルも3着以内が絶対条件と傍から見れば厳しいことのように感じますが、陣営には勝算があったのだと思います。

馬にかける期待と自信が伝わってくるような出来でした。

直線に向いた時には届かないと思いましたが追ってからの伸びが抜群で、クビ差捕らえたところがゴール。

ディープインパクト産駒らしい終いのしっかりした脚はこの先も大きな武器となるでしょう。


そしてスプリングSで得られる優先出走権、あと1つは2着に入った5番人気マイネルハニーが手にしました。

好スタートからハナを奪うと、速くもなく遅くもない平均的なラップを刻む、鞍上の柴田大騎手が良い逃げをしましたね。

直線に向くと後続を待たずに自ら動いて仕掛けだし、後ろの馬群をスッと引き離していきました。

この判断が大正解。逃げ馬というのは、直線に向いたらゴール板目指してひたすら逃げ込むことを第一に考えなければなりません。

他馬の動きなどには目もくれず、自分の馬の能力を最大限に発揮させようとした柴田大騎手がベテランらしい好判断・好騎乗で魅せてくれました。


もう1頭注目していた2番人気ミッキーロケットは、これも非凡な能力を持つ馬なのですが、今回はゲート内でチャカチャカしていたせいかスタートで出遅れて最後方からのレースになってしまいました。

普通はこの位置からでは厳しいですね。

競馬はスタートひとつでポジションや流れなど全てが変わり、明暗を分けます。

今回はレースに参加できていなかったこと、メンバー中最速の上がりで結果的には5着にきていることなど、負けたとはいえ悲観することはなく、あらためて期待したい馬です。

これで全トライアルが終了し、それぞれがクラシックの舞台に挑みます。

3強ムードの皐月賞で割って入れそうな馬が出てくるのか、それともやはり上位人気馬の優位は揺るがないのか、これからじっくりと見定めていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月21日 (月)

3月26・27日の注目馬情報

注目ランクB
尾形充 厩舎
ラレッサングル
※中山1-4R・3歳未勝利・芝1600mに出走予定

当時、勝利に見放されて大スランプだった柴田善騎手、その不調ぶりを象徴する下手乗りとなった前走。その後は一息入れて立て直しての出走となる。坂路で軽快な動きを見せて、仕上がりは良さそうだ。新馬戦3着、2走前の未勝利戦2着と力上位は明らか。今回から馬主の要望で鞍上は吉田豊騎手に替わる予定。キッチリ決めてくれるだろう。

注目ランクB
鹿戸雄 厩舎
ネオヴェルザンディ
※中山2-3R・3歳未勝利・芝1800mに出走予定

ここまで連続2着。デビュー前から「ゆくゆくは短距離にシフトすると思う」と聞いている馬で、若干だが距離が長い分で終いの粘りを欠いているようにも思うのだが、素質のある馬は距離適性をギリギリまで狭めたくないというのは、調教師の心理としてよく分かる。その意味で、ココは結果を出しておかなければ今後の見通しが立たないというもの。3戦目でデキもイイ。勝機到来。

注目ランクMM
手塚 厩舎
パブロ
※中山2-6R・3歳500万下・芝1200mに出走予定

放牧先から帰厩して、まだ全体的に重いところがあるという話。最終的な出否は最終追い切りの動き次第ということになるようだが、「能力を出せる仕上がりに届けば、好勝負しますよ」と、周辺には楽しみにしている者が多いと聞く。ダートで勝ち上がっての芝転戦となるが、それもどうやらプラス材料と見られているようだ。出走してくるようなら走れる態勢ということ。その際は要注意。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月16日 (水)

シュンドルボンを導いた吉田豊騎手の選択

先週日曜日のメインは東西ともに牝馬の重賞。

中山競馬場では第34回中山牝馬ステークスが行われ4番人気シュンドルボンが優勝し、初重賞勝利をあげました。

重賞経験は今回がまだ3戦目という5歳馬ですが、昨年1年間の成績を見ると条件戦とはいえ9戦し7連対(うち3勝)は大したもので、こういう堅実な走りができるのは素質があるからこそ。

いよいよ本格化してきたということでしょう。

レースは16頭立ての16番枠、大外からのスタート。

中山の芝1800mコースは1コーナーまで距離がなく、外枠であればあるほど外を回され不利なレース運びを強いられますが、鞍上の吉田豊騎手は中団につけ1コーナーはそれほど振り回されることなく無難に乗り切りました。

彼にとってはここが1番のポイントだったと思います。

コース取りで後手に回るか、またはうまく切り抜けられるかによってその後の展開はまるで変わってきますからね。

大本命馬であるルージュバックが隣の15番枠に入ったのも大きかったですね。

メンバーで最も目標としたい馬が目の前にいたおかげで、マークする形でレースを運べたことは、自分が騎乗している馬に十分な手応えがあることが前提ですが前の馬に合わせて動くことができるので、かなり乗りやすかったのではないでしょうか。

あとはルージュバックが動き始めるまで吉田豊騎手がじっと我慢していたのも勝因の1つ。

最後の直線で並びかけてゴールでクビ差出られたのは、馬自身の調子の良さ、そして騎手が道中うまく乗って脚をためたからだと思います。

見事なレース運びでした。


断然の1番人気ルージュバックは残念ながら2着に敗れましたが、戸崎騎手の騎乗には問題がなく、むしろ上手く乗れていたと思います。

ただ、シュンドルボンにマークされてしまい負けたことは仕方ありませんが、牡馬相手に圧勝した昨年のきさらぎ賞の頃は直線追い出すと弾けるように伸びていたのが、今回のレースでは追ってから昨年のキレがあまり感じられずモサモサして見えました。

それでも2着に入るのだからやはり力があります。

競走中に左前を落鉄したらしいのでそれが影響し伸びなかったか、あるいはハンデ差に加え中山の急坂が堪えたのか、いずれにせよ敗因としてはこのあたりでしょう。

これから暖かくなり調子もさらに上向いてくることと思います。


阪神競馬場では桜花賞トライアル、第50回フィリーズレビューが行われました。

桜の舞台への切符を手にしたのは8番人気のソルヴェイグ

2番枠の内枠に恵まれ、好スタートからそのまま好位のインをロスなく追走、逃げ馬を見る形で直線に向いて、逃げ馬を捕らえたところがゴールでした。

追ってしっかりとした脚を使い、じつに良い伸び。

とはいえ今回の勝利は展開が味方してくれたとの印象が強いですね。


1番人気アットザシーサイドは後方待機、直線は最速の上がり34.4秒の脚で追い込んできたものの2着まで。

今回のフィリーズレビューを見た感想として、メジャーエンブレムを負かすには今回のメンバーでは難しいように思いますが、反面、本番までに馬がどれだけ成長するか、ジョッキー達がどんな作戦を練ってくるのかが楽しみでもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月13日 (日)

3月19・20・21日の注目馬情報

注目ランクMM
手塚 厩舎
マレーナ
※中山7-12R・4歳上1000万下・ダ1200mに出走予定

人気を裏切る大敗を喫した前走だが、少々気難しさがある馬だけに、内枠で揉まれる競馬になったことが堪えた様子。「まともならあんなに負けることはありません」と、レース直後に次走での巻き返しを期す話が聞こえてきた。少し間隔は開いたが、仕上がりに問題はないとの報告。外枠が条件になるが、それが叶えば勝ち負けに持ち込める。

注目ランクB
国枝 厩舎
サトノセレリティ
※中山8-12R・4歳上1000万下・ダ2400mに出走予定

ダートの長距離戦というと淡々と流れる事が多いが、この馬が出走した前走は、スタート直後からガンガン前でやりあい、実況アナウンサーも思わず『まだ一周目です』と言った程。その厳しいペースに巻き込まれない様、慎重に流れに乗り、直線で先頭に立って押し切りを狙おうとしたが、展開が嵌ったシップウに差し切られてしまい2着だった。思えば、4走前の札幌戦でもこのシップウに負けており、相手が悪かったとも言える。この中間も順調に来ており、今週は長めから追い切って気配も絶好。今度こそ決めてもらいたいところだ。

注目ランクMM
宗像 厩舎
スマイルシャワー
※中山7-8R・4歳上1000万下牝・芝2000mに出走予定

乗り手に聞けば折り合いが相当に難しいとのこと。今回もそれが課題になりそうだが、テン乗りになる三浦は、放牧先にまで足を運んで感触を確かめているらしく、コンタクトはシッカリ取れている。実戦でもその効果でピタリと折り合ってくれれば、潜在能力の高さを発揮してくれるかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月 9日 (水)

抜けた3頭がやはり上位3着を独占

皐月賞のトライアルレース第53回弥生賞が先週、中山競馬場で行われました。

つまらない、と言われようとも僕がこのレースで注目していたのは1~3番人気馬3頭です。

今年の弥生賞メンバーでこの3頭の力が抜けているのは明らか、その通り4着馬に5馬身もの差をつけて上位3着を占める結果となりました。


ただし優勝したのは1番人気と人気を分け合う形になった2番人気馬マカヒキ

1コーナーを回るときは最後方の位置、その後、向正面からは少し番手を上げたもののそれでもまだ後方グループでレースを進めていきました。

そして3・4コーナー中間から鞍上ルメール騎手が仕掛けていき直線を向くときには先頭を射程圏に入れて猛追、粘り込みを図る1番人気馬リオンディーズをきっちりと捕らえたところがゴールでした。

この馬の凄さはやはり父ディープインパクト譲りの、動き出してからの反応の良さでしょう。

仕掛けてから先頭集団に取りついていく脚がおそろしく速い。

引っ掛かっているわけでなく押さなくてもよい、いつで動けるようなパワーを秘めた背中と、その手応えの分だけ追えば必ず伸びてくれる保証がある脚。

こういう馬は乗っていてすごく安心感があります。

鞍上がペース、ポジションなど全体を見極めて騎乗できれば上位に来るのは確実というほどのレベルです。

これでマカヒキは3戦無敗、堂々と皐月賞の主役に名乗りを上げました。

ただルメール騎手には、これまた3戦3勝、前走きさらぎ賞の勝ちっぷりから世代最強ではないかと評判の高いサトノダイヤモンドがお手馬としているため、気分的にはどちらに乗るのか悩むところでしょう。

2頭ともに本命になり得るほどの強さ、クラシックシーズンがさらに楽しみになりました。


1番人気リオンディーズは2着にクビ差の惜敗。

デビュー2戦目でGⅠ朝日杯FSを制したこの2歳王者は、約2か月半ぶりの出走ということもあってか返し馬から少しテンションが上がり、行きたがる素振りを見せていました。

後ろから行った前走とは違って今回は好位4番手でのレース運び。

おそらく鞍上のデムーロ騎手としては、本当はもう少し後ろからレースを進めたかったのだと思いますが、馬のテンションが高くスタートから行く気まんまん、前半は折り合いを欠いてしまいました。

それでも向正面に入ったあたりから落ち着いて、息を入れる余裕がある伸びやかな走りに見えて、さすがというか何というかデムーロ騎手については、いつもの通り馬の力を上手く引き出す騎乗で、語ることは特にありませんが、リオンディーズにとってはこのレースで1つ収穫がありました。

当然フルゲートであろう皐月賞を想定した場合、敗れたとはいえ今回のような競馬ができたことは選択肢の幅が大きく広がります。

本番ではデムーロ騎手がどんなレース運びをするのか今から興味津々です。


3着には3番人気エアスピネル

鞍上は武豊騎手です。

道中はリオンディーズを見る形でレースを進め、外国人騎手たちに負けじと武豊騎手も名手らしく文句なしの好騎乗をしてくれましたが、直線でリオンディーズを目標とし差を縮めていきながらもその差は詰まらず、さらに外からは一気にマカヒキがやってきて抜かれ、結果2着馬からも2馬身差つけられての3着。

騎手としてほぼ完ぺきに乗れたとの意識はあると思いますが、結果的に上位2頭に離されてしまったことで、現時点での馬の力量の差を彼ほどのジョッキーともなれば痛感しているでしょう。

エアスピネルもかなり強くGⅠを勝って当然と思える馬なのですが、今年の3歳馬はレベルが高いので大変です…。

今年のクラシック戦線は強い馬が揃ったことに加え、その鞍上たちの騎乗ぶりも大きな見どころ。

大舞台でのトップジョッキーたちの競演が待ち遠しくて仕方ありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月 6日 (日)

3月12・13日の注目馬情報

注目ランクB
小島太 厩舎
フォワードカフェ
※中山5-9R・館山特別・芝2000mに出走予定

叩き2戦目の勝負話を我がチーム飯塚がお伝えし、1万3620円を含む3種馬券的中をお届けした前走。惜しくも2着止まりだったが、相手は準オープンで2着もある実力馬で、仕方ないとも言える。この中間も坂路で迫力満点の動きを見せており順調そのもの。叩き3戦目となる次回こそ勝ち上がり、厩舎の先輩でもあるディサイファに続く看板馬を目指したいところでもある。

注目ランクMM
武市 厩舎
カワキタピリカ
※中京1-3R・3歳未勝利・ダ1400mに出走予定

スタートでモタつき、道中も揉まれ込んでスムーズさを欠いた前走後は、一息入れて立て直し。今のところ中山の1200mか中京の1400mか思案中らしいが、中山は頭数が多くなるのが予測されるため、中京に遠征する可能性が高いとのこと。前走のレース振りを見るかぎり、距離延長はむしろ歓迎。仕切り直しで改めて期待の一戦となる。

注目ランクMM
戸田 厩舎
アンヴェイルド
※中山6-12R・4歳上1000万下・ダ1800mに出走予定

前走の勝ちっぷりは実に鮮やか。厩舎周辺では本格化を口にする声が多く、ここ1000万への昇級緒戦でも臆するところは一切見られない。「折り合いを考えれば中山替わりは大歓迎です」と、コース替わりはむしろプラスと考えていい。少々骨っぽい相手は集まりそうだが、それで人気が落ちるようなら馬券的には妙味も。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月 2日 (水)

少頭数ながら実績馬が揃った中山記念

先週の第90回中山記念は、出走頭数こそ11頭と少なめですが皐月賞馬が3頭集まり、他のメンバーも重賞での実績ある馬ばかりの何とも豪華なレースとなりました。

どの馬が勝ってもおかしくない今回は非常に予想が難しかったのですが、その中で僕が注目していたのが4番人気アンビシャス

鞍上のルメール騎手はこれまでに3戦騎乗し3勝、初重賞勝利となった昨年のラジオNIKKEI賞も彼が手綱を握り相性は抜群。

馬の良さを存分に引き出してくれる腕に期待をこめての本命です。

レースは後方で待機、脚をためるだけためて、最後の直線では豪快に大外を伸びてきたものの勝ち馬にクビ差届かず残念ながら2着に終わりました。

ただしスローペースでこの馬には不向きな展開だったことを考えれば、最後の上がりの脚も素晴らしいものだったし十分すぎるほどに力は見せてくれたと思います。


強敵にはやはり1番人気、昨年の2冠馬ドゥラメンテをあげました。

ただ本命としなかったのは、骨折による9か月のブランクと当日の馬体重がプラス18キロだったこともそうですが、復帰戦のここ(中山記念)を目標としていない陣営が、100パーセントの仕上げをしてこないと考えたからです。

結果はその予想をあっさりと覆すような凄い走り。

実績と能力からこの馬を外すわけにはいかないと思って強敵としましたが、今回の勝ちっぷりには脱帽ですね。

とにかく強いとしか言いようがない。

スタート良く5番手で流れに乗って、直線に向くと早めの先頭。

そのまま良い伸び脚を見せて後続の追い上げをしのぎ、ゴール板を1着で駆け抜けました。

さすがダービー馬。

レースを終えて、ここで負けてはいけない馬なのだと強く感じました。


またもやデムーロ騎手・ルメール騎手のワンツーです。

昨年JRA所属となってから何度この組み合わせを見てきたことでしょう。

有力馬に乗っているという点を除いても、彼らの騎乗は見るたびに感心させられ驚かされることが多く、この2人なら勝って当然だと納得してしまう腕を持っています。

本当にレース運びから馬の追い方・残し方など全てが上手です。

余談ですが、前日土曜日に阪神で行われたアーリントンCでのデムーロ騎手など、まさに神業としか思えない騎乗をしました。

騎乗馬レインボーラインの脚がすでにいっぱいいっぱいで、周りの馬が次々と追い上げて今にもズルズル後退していってもおかしくない様子であったにもかかわらず、その混戦のたたき合いを制し勝利をもぎ取りました。

馬の気持ちを諦めさせない、馬が最後の最後まで力を発揮できるような乗り方=技術がデムーロ騎手にはあります。

あの展開でレインボーラインを勝たせることができる騎手が他にいるでしょうか。

日本競馬で毎週、彼の騎乗が見られるのは幸せなことです。

元ジョッキーとして見ているだけでもワクワクするのだから、もし現役のジョッキーで同じレースに出ているとしたら尚更、かなりの刺激を受けるでしょう。

また今週末のレースが楽しみです。


3着に2番人気リアルスティールが入りました。

昨年の菊花賞以来のレースで身体に少し余裕があったのでしょうか、直線では思ったよりも弾けず、じわじわと差を詰めていっただけのように感じました。

鞍上の福永騎手は1番人気馬ドゥラメンテをマークする形でレースを進めて、じつに理想的なポジション・流れに持ち込んだと思いますが、差し切るまでには至りませんでした。

このレースで勝つか、負けてもハナ・クビ差の接戦になっていなければ、この先ドゥラメンテという怪物を負かすことができるのか少し不安です。

今回の福永騎手に関しては、優等生らしいとても上手な乗り方だったと思いますが、ドゥラメンテに勝つためには何か手を考えなければ、次に対戦するときも同じ結果に終わりそうな気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »