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2016年2月17日 (水)

中波乱になったクラシックの登竜門

先週日曜日は東京競馬場でクラシックの登竜門、第50回共同通信杯が行われました。

少頭数ながら今年もクラシック候補になり得る好メンバーが揃い注目度の高いレース、中でも1番人気馬ハートレーがどのような走りをするのかは、ファンの方も注目されていたはずです。

課題だったスタートは、大外10番枠に入ったおかげでゲート内で待たされることのない最後入れとなり、難なく決めてくれました。

ところが道中は中団の外目を手応え良く追走しているように見えたにもかかわらず直線を向くころにはお釣りが残っていない状態で、横山典騎手が追い出しても全く反応がないまま。

特長である伸び脚は発揮されることなくまさかの10頭立て9着という結果に終わりました。

鞍上のレース後コメントで原因がわからないとあり、体調や脚は問題なかったようなのでレース中に馬の精神面にショックを与える何かが起きたのか、また稍重で緩い馬場が気になって走りにくかったか、確かにノメって走りに集中できないのは若馬には酷とも思いますが、いずれにせよこの馬としては負け過ぎでしょう。

上位争いをして馬場やペース、他馬の脚質などが作用し敗れたならまだしも、走り以前に馬の気持ちが全然レースに入っていない感じでした。

デビューから2戦2勝、特に暮れの前走・ホープフルSの鮮やかな勝利は印象深く、馬の能力は証明済みと思われるので、これから立て直してあらためて期待したいところです。


2番人気スマートオーディンも6着敗退。

スタートを決めインの3番手を追走、この位置取りは文句なしですが前半に口を割って折り合いを欠いてしまっていた場面があり、鞍上の武豊騎手がなだめつつ柔らかく乗っていたものの落ち着くまでに少し時間がかかってしまい、その分だけ直線での伸びに影響したのかと思いました。

3歳の夏を越す頃には見違えるように成長する馬が多く見られますが、年明けからそれほど間もないこの時期はまだまだ幼さが残りレースぶりが拙い3歳馬がほとんどで、鞍上の指示に素直に従いしっかりとしたレース運びができるような比較的完成度が高い馬は限られてきます。

ゆえに今回のレースは、現時点で高評価の上位人気馬2頭で固く収まると考える方が多かったのでしょう。

人気も偏っていましたね。

しかし、結果的には6・5・3番人気が上位を占める中波乱に終わり、ハートレーとスマートオーディンはともに掲示板にも載れず。

今回はレースしやすい少頭数とはいえ、やはり若馬にとっては様々な部分で初めて経験することばかりで戸惑ったり怯えたりするのはしょうがないと思います。

若馬が精神的に成長してゆく姿を見守り応援し続けるのもまた競馬の楽しみでしょう。


土曜日に東京で行われたもう1つの3歳馬の重賞、第51回デイリー杯クイーンカップは単勝1.3倍の1番人気メジャーエンブレムが他馬を寄せ付けない圧巻の走りで優勝。

この昨年のJRA賞最優秀2歳牝馬は、3歳となった今年も女王の座は譲らないとばかりに強さを存分に見せつけてくれました。

鞍上・ルメール騎手はスタート後、どこのポジションでもいいと考えているような乗り方をして、結果、スピード(能力)の違いに加え他馬が競ってこなかったこともあり自然と先頭でレースを進めていました。

直線、坂上から多少追ってはいたものの馬なりのままでも楽勝でした。

あれはおそらく次走以降を考えて、直線に向いたらハミを噛み、スパートするのだという追い出しの流れを馬に覚えさせるためにあえて行ったのではないでしょうか。

余裕を感じさせる今回の勝ちっぷりを見ると、このままの状態を維持し何事もなければ、桜花賞はもちろんオークスまでもこの馬の独壇場ではないかと思います。

今年のルメール騎手には牝馬メジャーエンブレム、牡馬サトノダイヤモンドと超強力なお手馬がおり、この2頭で春のクラシックを総なめという夢のような話もかなり現実味を帯びてきましたね。

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