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2016年1月15日 (金)

3歳クラシック路線を占う出世レース

京都1600mで行われるこのレース、クラシックに毎年直結するコースとは言えないのですが、2002年ダービー馬タニノギムレット、2012年牝馬三冠&ジャパンC制覇のジェンティルドンナ、2014年NHKマイルカップを制したミッキーアイルなどこの時期にいち早く能力を開花させている3歳馬がシンザン記念優勝、そしてその年の3歳GⅠで活躍するというごく当然の流れとはいえ、歴代優勝馬がのちにGⅠを制すことがわりと多いため出世レースとして注目を集めています。


今年優勝したのは8番人気のロジクライ

レースは18頭立てのフルゲートからスタートし各馬が思い思いの位置を取ろうと動いた結果、中団以降がかなりごった返した状態になり、馬群でもまれて折り合いを欠いてしまう馬が多く見られました。

年が明けて3歳になったもののまだまだ2歳時の若さ・幼さがところどころに残る馬を、それぞれの騎手が力ずくなどでの無理はさせずに、かつ競馬の色々なパターンに慣れてもらうため苦労して乗っている様子がよくわかりました。

そんな中でロジクライの鞍上・浜中騎手は内の6番枠を利して好位の5番手を追走、おかげで他馬の影響を受けることなくリラックスした状態でレースを進められました。

勝因はこの位置取りでしょう。

多頭数のレースにおいてジョッキーが最も気を遣うのは、いかに馬群でもまれずに自分の競馬ができるか。

もまれてしまうと体力を余計に奪われて直線で思うように伸びない・脚が使えない事態になりかねませんが、浜中騎手はそうなってしまう状況を巧みに避けて理想的なポジション取りをしましたね。

鞍上が馬を上手く導いた結果、勝利を呼び込みました。


2着は2番人気ジュエラー、鞍上はM.デムーロ騎手です。

毎週のようにデムーロ騎手について触れている気がしますが、単に人気馬・好走馬に騎乗しているからというだけでなく、馬の力を引き出すための仕掛けどころや追い方など、それだけ名手としての彼の騎乗は見どころがある(見入ってしまう)ので注目するのは当然でしょう。

ただし今回は鞍上よりもジュエラー自身の能力の高さが目立っていたかと思います。

スタートで後手を踏んで後方からになってしまったうえ、流れもさほどこの馬に向いたとは言えないレースでしたが、直線で外に持ち出してからの伸び脚は目を見張るものがあり、負けて強しの印象を受けました。

牝馬が並み居る牡馬相手に2番人気2着は大したものです。

新馬戦など若馬のレースでは適距離・適コースでなくても他馬との能力・成長速度の違いによりあっさり勝ってしまうことがよくあり、その後に重賞で強い相手と戦うと苦戦を強いられるというのも良くある話ですが、今回の好走でジュエラーの力は確かなものと証明されました。


もう一頭、注目していた4番人気ラルクは13着の大敗を喫しました。

この馬もスタートがあまり良くなく後方からレースを進めて道中かなりもまれてしまい、鞍上の武豊騎手は折り合いをつけるのに非常に神経を遣っていました。

前走はスムーズな競馬ができたので力を十分に発揮しましたが、こうなるとまるで別馬のように走りが変わってきます。

いかに力がある馬でもレースでスムーズに不利なく走らせることができるかどうかで結果が大きく変わるので大変だと思いますが、そこがジョッキーの腕の見せどころでもあるので、今回の武豊騎手は彼らしからぬ少し物足りない騎乗だったかなと思いました。

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