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2016年1月 8日 (金)

緩やかな流れに翻弄された今年の中山金杯

1月5日は毎年恒例、JRA最初の重賞・東西金杯が行われます。


中山金杯で、まず僕が注目していたのは1番人気馬フルーキーでした。

マイル~1800mを中心に走ってきた馬で今回が初めての2000mですが、勝った前走GⅢチャレンジカップ(1800m)の走りを見て、距離が延びても全く問題ないと思いました。

実際、中団でじっくりと構えたレース運びをして、平均ペースで流れてさえいれば前走の内容から考えても絶対に差し切れるはずのポジションでした。

ところが今回はスタート直後から誰も行く気配がなく、どうにか松岡騎手が乗るマイネルフロストがスッとハナに立ったものの、それも、逃げる馬がいたら無理には競らず、誰もいないのであれば自分が行こうという積極的とは言えない姿勢の逃げだったので、流れは当然かなり遅くなり、前半1000m通過が62.3秒。

このペースは中団以降の後ろにつけた馬たちにとっては大打撃で、フルーキーの鞍上・M.デムーロ騎手も遅いと感じていたはずですが、特に動くことはありませんでした。

2000mとこれまでより長めの距離、そして57.5キロの斤量を考えてゆっくり行ったとのこと、しかし普段の彼ならこういう流れになった時は即座に状況を把握・決断し早めに仕掛けていって好結果を出すので、今回の名手らしからぬ消極的な騎乗は少々意外でした。

それでも直線で仕掛けてからはぐんぐんと伸びて、ゴールまで力強い脚で3着にまで迫ったフルーキーはやはり底力があります。

デムーロ騎手もあの脚があるから無理に動こうとしなかったのでしょうか。

次走あらためて注目したいところです。


2着には逃げた5番人気マイネルフロストが入りました。

僕はこの馬はノーマークでしたが、松岡騎手が上手く乗り、馬にとってかなり楽なペースで進んでしまったためレース半ばあたりで“これは逃げ切り勝ちで決まり”とこの馬の勝利を確信しました。

遅い流れなのに縦長の展開という普段あまり見られないレースになったのは、2番手・3番手の騎手がスタート直後のマイネルフロストの行き脚を見て速いと感じたのか、またはマークの必要なしと判断したのかはわかりませんが、いずれにせよこの好位にいた騎手たちが前のマイネルフロストを追いかけず後ろの有力馬だけを意識したレース運びをしたために、逃げ馬との差がどんどん広がってしまい、ペースが遅かったにもかかわらず単騎で楽に逃げられたということでしょう。

松岡騎手の流れを味方につけた騎乗がゴール前の粘りを引き出し、好結果を生んだのだと思います。


優勝した3番人気ヤマカツエースは前走・福島記念に続く重賞勝利。

前走同様、今回も直線で持ち前の伸び脚を披露し、見事な差し切り勝ちを決めました。

鞍上の池添騎手がレースの流れをよく掴み、上手く対応した結果がこの勝利です。

ヤマカツエースはこれで重賞3勝目。

まだGⅠ経験が少ないせいか地味目に映りがちな馬ですが、4歳になった2016年は大きな飛躍の年になるかもしれません。



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