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2015年1月21日 (水)

末脚勝負に徹して見事な脚を引き出した川田騎手

先週は3歳オープン馬によるレース、第55回京成杯が中山競馬場で行われました。中山の芝2000mは皐月賞と同じ舞台。もともと1600mだったこのレースが1999年に2000mへ変更されてからは関西馬やクラシック有力馬が多く出走するようになりました。京成杯優勝馬がその後クラシックを含むGⅠレースなどを勝つかどうかはともかく、やはり皐月賞と同じコースを馬に経験させられるのは大きな利点です。
まず注目していたのはコスモナインボール。メンバー中ただ1頭の3勝馬で、この馬の長所は並んでからの強さです。9着に敗れてはいますが前走のGⅠレース・朝日杯FSで強い相手とのレースを経験したことも糧になっているはずと考えました。
レースは8枠15番から好スタートを切り、外枠ながら1コーナーを外から回らず好位にとりついて追走。2000mコースは1コーナーまで距離があるとはいえ、モタモタしていればやはり外々を回らされるロスの多い競馬になってしまいますから、これは三浦騎手のナイスプレーです。その後コスモナインボールは良いポジションのまま直線に向き、あとは前を行く馬に並びかけるのを待つだけでしたが、しぶとく内から伸びてはいたものの最後は脚が止まってしまいました。三浦騎手曰く手前の関係らしいのですが、なまじレースぶりが良かったために13着という結果は残念です。これからの成長に期待しましょう。

今年の京成杯優勝馬は、これもやはり注目していたベルーフでした。
川田騎手ははじめから末脚勝負に徹するつもりだったのでしょう、ひたすら折り合い脚をためることに専念する騎乗には迷いが一切見られませんでした。そして4コーナー手前からスパートし、ぐんぐんと上がっていきましたが大外を回らされたため先頭との距離はさほど縮まってはいませんでした。しかしそこからの脚はまさに鬼脚。瞬く間に前を捕らえてゴール。並みの馬であれば絶対に届かない位置、それも前半1000m通過が61.9秒というスローペースはいかにも前残りの展開です。そんな中を4コーナー時点で後方に位置しながら差しきるのだから着差以上に強さを感じる内容でした。ベルーフの脚を引き出した川田騎手、本当に良い仕事をしましたね。

もう1頭、思いのほか人気になっていましたが、これも注目の1頭だったブラックバゴが2着。
レースでは首が高く、向正面あたりでは少し行きたがるところもあり、蛯名騎手が抑えようと尽力する様子が見られました。走るときに首が高くなり手綱を引っ張るとさらに頭が上がってしまう馬は制御するのが大変で、騎手にとってはとても乗り辛いのです。だからこういうタイプに乗るときはパドックや返し馬などでもできる限り刺激せず、馬のテンションが上がらないよう細心の注意を払いつつレースに臨みますが、それでもいざレースになるとペースや展開によりなかなか思い通りにはならないもの。今回のブラックバゴの場合も、おそらくスローペースが影響したのでしょう。ただ位置取りや仕掛けのタイミングなどレースの内容自体はとても良い方で、上手くリードした蛯名騎手に感心しました。
馬の能力はかなり高そうなので、もう少し気性的に大人になってくれると大舞台でも勝負できそうですね。



大西直宏が出演している媒体

日刊スポーツ

WORLD競馬web

スポルティーバ 競馬&格闘技



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