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2015年1月14日 (水)

鞍上自らの進言で重賞リベンジを果たしたグァンチャーレ

3日間の競馬開催となった先週、京都競馬場では第49回シンザン記念が行われました。GⅢレースですがタニノギムレットやジェンティルドンナなど、これをステップにその後GⅠを勝った馬が何頭もおり、3歳馬にとっていわゆる出世レースと言えます。
今年は僕がヒモ穴馬で取り上げたグァンチャーレが優勝。
鞍上の武豊騎手は、スタート後は折り合いに専念しポジションは後方、3コーナーあたりから前との距離を計りながら徐々に進出し、直線は外に出してゴール直前できっちり差しきるという、いかにも彼らしい計算され尽くした乗り方をしました。
初めての重賞挑戦だった前走の東スポ杯2歳Sでの7着という結果に(7番人気7着なら決して悪くはないと思うのですが)そのレースで初めて手綱をとった武騎手は納得できず、次走は是非シンザン記念に出走してほしいと自ら頼んだそうで、そこまでして挑むからには絶対に不完全燃焼で終わらせるわけにはいきません。彼はきっとグァンチャーレに重賞を勝つ力があることを確信していたのでしょうが、それでも与えてもらった機会でプレッシャーを跳ね除けてしっかり結果を出すのはさすがです。前をぎりぎりのところで捕らえ後続の追撃もアタマ差しのぐ、あの手綱さばきは見事のひと言。ペース判断、仕掛けどころ全てが素晴らしく、武豊騎手ならではの巧さを堪能させてもらいました。
騎手の指示に素直に反応する器用さ、賢さが感じられたグァンチャーレと、その能力を最大限引き出した騎手。この勝利は武豊騎手だからこそ得られたものでしょう。

本命に挙げた3番人気ナヴィオンは3着。デビュー戦で見せた末脚は、相手が強くなる重賞でも通用すると思っていました。
レースでの位置取りは最後方、終い勝負に賭けた騎乗は勝ち馬を見る形で流れとしては悪くありませんでしたが、僅かに仕掛けが遅れたように感じました。レース後に鞍上・福永騎手が「坂の下りで加速できなかった」と語ったことから、おそらく彼としては勝ち馬グァンチャーレと一緒に上がっていくつもりだったのでしょう。もしもその時にナヴィオンが反応してくれていたら、この着差(アタマ・ハナ)の3着なら突き抜けていたかもしれません。惜しいと思わせる、しかし能力の高さも十分に示したレースでした。
次に期待していた1番人気馬ダッシングブレイズは勝ち馬のほぼ直後を追走し、直線も良い脚で伸びてきましたが4着まで。鞍上Cデムーロ騎手はそつなく文句なしの騎乗でした。走破時計は1分34秒8と1着~4着馬が同タイムという接戦。上位人気馬(プラス2着好走のロードフェリーチェ)がそれぞれをマークするかのように似た位置取りで進んだこのレース、流れ次第では着順が入れ替わっていたであろうと思うほど馬の実力が伯仲しており、最終的に着順を決めたのは瞬発力の差だったと思います。
今年はこのレースからどの馬が飛躍するのか楽しみです。明け3歳馬はどんどん成長してゆくので1戦1戦が見逃せませんね。



大西直宏が出演している媒体

日刊スポーツ

WORLD競馬web

スポルティーバ 競馬&格闘技



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