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2014年10月29日 (水)

菊花賞馬トーホウジャッカルを支える関係者の尽力

先週は京都競馬場でクラシック最終戦、第75回菊花賞が行われ、3番人気馬トーホウジャッカルが日本レコードとなる3分1秒0という驚愕の勝ちタイムをたたき出し優勝。3分2秒を切ったこともそうですが、6戦2勝の夏の上がり馬がここまで上位の支持を得られたことにも、記者や競馬ファンの目の良さを感じ驚きました。
ワンアンドオンリーがダービーを制したその前日にデビュー、初勝利は7月。その頃はまさか最後の1冠となる菊花賞に出走し、制するなど関係者の誰もが思っていなかったはず。
勝因はやはりもともと高い能力をもつ馬が夏を境にメキメキと力をつけたことでしょうが、それには多くの馬がそうであるように周りの人々のサポートが不可欠で、トーホウジャッカルの母トーホウガイアを競走馬時代から繁殖に上がった現在に至るまで大事にし、自ら考えた配合で強い馬をつくるという夢を叶えた馬主の高橋氏、病気などでデビューまでの道程は順風満帆とはいえなかったこの馬のために尽力した調教師をはじめとする厩舎スタッフに牧場関係者、そして鞍上・酒井騎手の見事な手綱さばき、どれを欠いても成し遂げられなかったでしょう。周りの人々の思いにより、見事な花を咲かせました。
酒井騎手はレースで2番枠を最大限に生かした乗り方をしましたね。
淀の3000mは6度もコーナーを回りますが、その1つ目はスタート後すぐ。ならば外より内が良いに決まっています。スタートさえまともに切れば内々をロスなく行けるメリットがあり、そのとおりトーホウジャッカルは内側3~4番手を楽な手応えで進みました。
距離が長くなればなるほど折り合いが重要になってきますが、トーホウジャッカルは見ていて不安どころか、むしろリラックスした雰囲気を漂わせゆったりと走っていました。
直線は早めに抜け出したもののそこからの脚はとても鋭く、全く衰える様子が見られませんでしたが、これは仕掛けどころまで体力を温存できていた証拠です。文句なしの強さ。

ダービー馬ワンアンドオンリーとトゥザワールド、この2頭は実績からいっても一騎打ちになると思い期待していたのですが、ともに着外に沈みました。
ワンアンドオンリーは7枠15番と外枠からのスタートだったため1度も内に入ることなく外側にも前にも壁をつくることができなかったために終始力んで走っていて、息も入れられませんでした。これでは最後、脚が残っているわけがありません。
負けるべくして負けてしまった、という横山典騎手のレース後コメントの通りでしょう。
どんな大レースでも、緻密な作戦と大胆な騎乗でいつも楽しませてくれる横山騎手ですが、今回に限っては思うとおりにならなかったようです。
トゥザワールドの敗因はよくわかりませんが、道中の位置取りも悪くはなく、それほど気負いが感じられるような走りでもなくレースぶりに問題はなかったと思いますが、直線に向いて追い出す頃にはすでに余力がなく、全く伸びてこれずにバタバタになってしまいました。この馬の力からはちょっと考えられないほどの惨敗に、レース中に馬の気持ちがフッと途切れるような何か(アクシデント)があったのではないかと考えてしまいました。何事もなければ安心です。今後の巻き返しを期待します。

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