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2014年9月17日 (水)

負けてなお強さ際立つハクサンムーン

10月はじめのGⅠレース・スプリンターズSの前哨戦である第28回セントウルSが先週、阪神競馬場で行われました。
1番人気は戸崎騎手を鞍上に迎えたハクサンムーン。昨年のセントウルSを含め重賞3勝、GⅠでも好走するなど出走メンバー中で1番の実績があり、当然の1番人気です。
最近はスタートがあまり良いとはいえず今回も半馬身ほど立ち遅れてしまいましたが、それでも外から他馬にかぶされるおそれがない大外枠だったのが幸いし、徐々に上がっていくと2番手につけて追走することができました。並みの馬であれば、おっつけて上がっていったために前半で脚を使ってしまう状況になってしまいそうですが、地力の違うハクサンムーンにとっては全く問題ない展開です。
最後は直線で勝ち馬と叩き合いの末、1馬身1/4の差をつけられ2着に惜敗しましたが悲観する内容ではなく、勝ち馬に抜かされても気持ちが折れることなく離されずについていき3着以下を突き放した勝負根性からも、むしろ今回のレースはハクサンムーンの強さを際立たせるものだったと思います。管理調教師の「次走のGⅠレースではちょうど良くなるでしょう」との言葉通り、次に出走するときには休み明けを1度叩いたことで増えた馬体重が戻り、馬の体調も気持ちも全体的に今回よりも素晴らしい状態に仕上がっているのではないでしょうか。
ただスタートが現状のままでは、枠番が内側~真ん中に入ったとき、今回のように他馬の動きに左右されないスムーズなレース運びができるかどうか。相手も力のある馬ばかりが揃うGⅠレースで馬群にもまれる競馬をした場合には少し厳しいのではないでしょうか。
次走はスタートをきっちり決め、GⅠの大舞台で悔いのない最高のレースができたといえるよう願っています。

優勝は4番人気リトルゲルダ。前走の北九州記念で初の重賞勝ちを果たすと、勢そのままにこのG2セントウルSも制しました。
最内1番枠から好スタートを決めて行く馬を先に行かせると、その後はインで脚をためながら流れに乗ってレースを進める丸田騎手の好騎乗が光りました。直線に入る前に外に持ち出していったときも、後続馬を邪魔するような動きがないとても自然で上手いコース取りで、勝つべくして勝ったといえるレースぶり。馬が気分良く走ることができたおかげで力が十分に発揮されました。今まさに絶好調のリトルゲルダ、次走スプリンターズSでも好走が期待されますね。

10番人気ながら注目していたアンバルブライベンですが12着に敗れました。
開幕週で馬場状態が良ければ前残りになると考えたためで、実際にレースはアンバルブライベンが逃げてハクサンムーンが2番手につけるという予想通りの展開になりました。1番人気馬が2番手につけた場合、このハクサンムーンが動き出さない限り、警戒し様子をうかがっている後続馬は仕掛けることができません。そしてハクサンムーンに乗る戸崎騎手も後ろの馬の動きの方に意識が向くでしょうから、逃げるアンバルブライベンはノーマークで楽々進んでいってゴールまで残れるかもしれないと思いました。ところがペースが意外と速く、1・2着馬が並びかけてきて気持ちが途切れたせいか単にバテてしまったのかはわかりませんが早々と失速してしまいました。前半のラップが思ったよりも速かったのが影響したのだと思います。もう少し緩いペースで行けたら結果は違ったかもしれません。
競馬であっといわせるような結果を出すのがこういうタイプの馬なので、ペースによっては侮れないと考えています。追いかけても面白いと思うのですがどうでしょう。

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