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2014年9月24日 (水)

折り合いを欠きながら力の差見せたイスラボニータ

菊花賞のトライアルレース、第68回セントライト記念が先週新潟競馬場で行われました。
この日の新潟競馬場は同日の阪神競馬よりも多い約2万4000人もの観衆が訪れ、新潟では普段観ることのできない菊花賞に直結するこのレースを楽しみました。行楽日和の好天に恵まれたこと、勝ったワンアンドオンリー以外の今年のダービー2~6着馬が集まる豪華な出走メンバーだったこと、そして多くの人に行ってみたいと思わせるイベント開催など様々な条件が重なり、前年同レースと比べ売上も大幅に上回ったそうです。ローカルと呼ばれる競馬場でも、ハイレベルなレースや魅力的なイベントにより地元の人を多数呼び込んで盛り上がることができるという好例ですね。
さてその注目レース、セントライト記念は、単勝1.4倍の断トツ人気を集めた皐月賞馬イスラボニータがこの期待に応え、見事1着でゴールを駆け抜けました。
鞍上の蛯名騎手は2番人気トゥザワールドを相手と決めて、この馬の後ろの位置がほしいと考えていたそうで、レースではその通りの理想的なポジションが取れました。ただ休み明けが影響したのでしょうか、2コーナーを回るあたりまでかなり馬がかかっていました。蛯名騎手は折り合いをつけるのに苦労していたようでしたが、それでも向正面に入ってからは折り合って、その後は流れに乗りゆったりと馬を走らせていました。
前半にあれだけかかると最後の伸びを欠いてしまうものですが、力で押し切ったのはさすがというほかなく、G1ホースの底力をあらためて実感するレースでした。

2着は2番人気トゥザワールド
皐月賞馬と皐月賞2着のこの馬とのマッチレースに、競馬場は多いに盛り上がりました。
外枠から余裕をもって3番手につけ、折り合いもピタリとはまる正攻法のレース内容は文句なし。最後もしぶとく脚を使っていました。勝ったイスラボニータに押し切られたものの、休み明けにしては気負いがなく上手いレース運びは大物感たっぷりで、決め手はともかく長距離になれば十分に優勝まで狙えると思わせる内容でした。
勝ち馬イスラボニータもそうですが、夏からの開催で芝が荒れてきた新潟競馬場で最後にあれだけ伸びてくるのだから、この2頭は本当に力がありますね。もしも例年通り開幕間もない中山競馬場のパンパンの良馬場でのレースだったとしても、ペースや展開など内容はだいぶ違うでしょうが(着順はどちらが上になるかはともかく)1・2着はやはりこの2頭で決まっていたのではないでしょうか。それほど今回は1・2着馬が抜けていました。
他にも馬場やペースが違えば好走するであろう馬が複数いますが、何にせよ春のクラシック戦線で中心となった馬たちが夏を順調に越せて好スタートを切り、関係者のみならず競馬ファンにとってもとても喜ばしいことです。
イスラボニータの最大の強敵であるダービー馬ワンアンドオンリーは神戸新聞杯に出走を予定しており、このライバルがどんなレースをするのか今から楽しみです。
ワンアンドオンリーとイスラボニータ、どちらがより距離適性を持つかという点では、ワンアンドオンリーをあげる人がほとんどでしょう。その理由としては血統面が大きく、フジキセキ産駒であるイスラボニータでは3000mは脚がもたないのではないかと考えられています。しかしこの血統の壁を越えるかもしれないという期待も競馬の面白さ。蛯名騎手が3000mの菊花賞でどのようにイスラボニータを導くのか、そこが見どころの1つです。

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