« 5月31・6月1日の注目馬情報 | トップページ | 6月7・8日の注目馬情報 »

2014年5月28日 (水)

馬に何一つロスも負担もないパーフェクトな騎乗

先週東京競馬場で行われた第75回オークスは、2番人気のヌーヴォレコルトが優勝。
レースは中団で折り合い追走、直線は馬群の真ん中から残り200m過ぎから先頭に立ちクビ差しのぎました。鞍上の岩田騎手は馬にとって何一つロスも負担もないパーフェクトな騎乗。勝因はこの岩田騎手のサポートが大きかったと思います。
今年のオークスは圧倒的人気を誇る桜花賞馬ハープスターがおり、勝つのは決して容易ではなく、岩田騎手は「全てがうまくいった」と話しましたがその通り、ハープスターを負かすためには馬の調子は当然として、スタートや位置取り、ペースや他馬との関係、そして仕掛けどころなど、レースにおける外的内的要素の全てが理想的なものでなければなりませんでした。ただしこれは、ハープスターを意識して動くというよりも、自分の馬にとって1つのミスもない最高の競馬をしてあげることによって結果がついてきたということで、これでも差されて負けてしまうのであれば、それはもう勝った馬の強さを称えるほかありませんね。岩田騎手の持つ、勝つためにはどう動いたらよいかという嗅覚の鋭さ、ここ一番の勝負強さがよく出ていたレースだと思います。

僕が大本命として推していた単勝1.3倍の断トツ人気ハープスター。
これまでのレースぶりから、距離の心配はいらないしレースがどんな流れになろうとも、まず負けることは無いと考えましたがクビ差届かず2着に敗れてしまいました。はじけきれなかった、と川田騎手のコメントがありましたが、なぜ最後はじけなかったか。
圧勝だった前走の桜花賞では馬群の最後方から進み、力むことなく手綱がフワッと揺れる感じで追走していたのが印象的でしたが、こういうときはハミを噛まずに馬が楽な気持ちと身体で走っています。ハープスターの最大の武器である強烈な末脚を引き出すには、このように前半からリラックスした状態で追走しなければなりません。
ところが今回は、2コーナーから向正面真ん中あたりまで、両側に馬がいたためにハープスターはハミを取って力んで走っていたようでした。常にプレッシャーを受ける状況になったことでじわじわと体力が削られ、それが最後の伸び脚に響いたのではないでしょうか。
だからといって流れに乗って得た位置をわざわざ最後方まで下げる必要はなく、ずっと両側に馬がいたのは不運だったと思うしかありません。敗れはしましたが、ハープスターはやはり並の馬ではないと思わせる走りでした。これから夏を越しさらなる成長をとげ、充実の秋を迎えられるよう期待しています。

3着はバウンスシャッセ。前走は桜花賞に出走せず皐月賞へと挑み、結果は11着でしたが1着馬から0.7秒差とまずまずで、レース内容も好位の内々を回ってしっかり見せ場を作っていたので、再びこういう競馬ができるのであれば、牝馬同士のオークスなら好勝負になると思っていました。レースは中団につけ雰囲気良く進みましたが、直線で窮屈なところがあり内へ進路を変える場面があり、このロスがそのまま着差になったのではないでしょうか。もう少しスムーズなレースができていたらかなり際どい勝負だったことでしょう。

|

« 5月31・6月1日の注目馬情報 | トップページ | 6月7・8日の注目馬情報 »

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1466872/56335541

この記事へのトラックバック一覧です: 馬に何一つロスも負担もないパーフェクトな騎乗:

« 5月31・6月1日の注目馬情報 | トップページ | 6月7・8日の注目馬情報 »