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2014年5月21日 (水)

関係者が一丸となって流れを引き寄せた勝利

先週はGⅠレース、第9回ヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われ、11番人気ヴィルシーナが優勝、昨年に続く連覇を果たしました。
昨年の覇者が11番人気という支持の低さに驚きましたが、昨年のヴィクトリアマイルを勝って以降は2ケタ着順が目立ち、あまり良いところが見られず凡走が続いたこと、また今回の出走メンバーには最近のレース内容が良く実績や勢いでヴィルシーナを上回る(と期待される)馬が揃ったこともあって、ファンの熱い応援がそれほど多く寄せられなかったのは仕方のないことです。
ただ関係者によると、これまでの敗戦については決して衰えや体調不良ではなく、あくまで馬自身の精神的な面が原因だったようで、調教での様々な試みにより徐々に立て直していきました。さらに万全を期すため、昨年の勝利時にも追い切りを務めた竹之下騎手に1週前追い切りから依頼し、馬の良いところ・状態をよく知る彼にしっかりと感触を確かめてもらいました。きっと馬の良さを引き出す技術ももっているのでしょう、彼に対する陣営の信頼が感じられます。
レースでは鞍上・内田騎手が、何が何でもハナを奪おうという気迫に満ちた騎乗をしてくれましたね。最近は京都競馬場の高速馬場が話題に上りますが、今の府中も負けず劣らず、少々無理をして前へ行ってもなかなか止まらない状態になっており、内田騎手もそれを味方につけての逃げをはかり、きっちりとゴールまで脚をもたせてみせました。
直線の叩き合いで内外の両側から他馬が迫ってきていたのも、ヴィルシーナにとっては気持ちが切れることなく最後まで踏ん張れた要因でしょうか。
運や流れに恵まれたというより、厩舎スタッフや竹之下・内田両騎手など関係者全てが一丸となり流れを引き寄せたという印象を受ける見事な勝利でした。

1番人気スマートレイアーは、中団でうまくレースを進めていたと思いますが直線では前走のようにハジケず8着どまり。鞍上の武豊騎手は「時々こういうことがある馬」とのこと、狭いところに入って抜け出すのに手間取ったのが敗因と考える人もいるでしょうが、ちゃんと脚があるのならば、あの間隔であれば割ってこられますから、今回は彼の言うとおり、馬の気分が乗らなかったということだと思います。
本命として挙げたウリウリは後方からの競馬で、レース内容にほとんど見どころがないまま直線でも伸びず16着と大敗に終わりました。これという敗因はわかりませんが、見せ場も作らずにレースを終わらせるような馬ではないはず。次走での巻き返しに期待します。

あと、予想には取りあげなかったものの、6番人気で好走したストレイトガールが印象的でした。この1年半の10戦でGⅠ高松宮記念以外の全てで連に絡むという充実の5歳牝馬。その力は重々承知していますが、やはり1200mのスペシャリストという点で、マイル戦では折り合い面で不安があると考えたのです。しかしレースでは岩田騎手がしっかりと手の内に入れて騎乗したおかげで、それほどかかるところなくスムーズな走りをしていました。このような騎乗ができればもともと能力は高い馬、距離は十分にもちます。そして何といっても好走の最大の要因は1枠1番という、脚をためつつロスなく回ってくるにはうってつけの枠順でしょう。本当ならウリウリが今回のストレイトガールのような、上手いコース取りで脚をためて直線で伸びる競馬をしてくれることを期待していたのですが、8枠18番の大外という点も響いたのか、思うようなレースにならなったのが残念です。

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