« 5月10・11日の注目馬情報 | トップページ | 5月17・18日の注目馬情報 »

2014年5月 7日 (水)

天皇賞・春の有力馬のレースぶり

先週の第149回天皇賞は、開催がゴールデンウィークのさなかだったことと現在の競馬界をリードする強い古馬が出走してきたことで盛り上がるレースとなりました。
僕が本命にしたのは2番人気ゴールドシップ。実力も実績も文句なし。どんな競馬をしてくれるのか楽しみに観ていましたが、内容うんぬん以前の問題でしたね。ゲート内で暴れ、まだ収まらぬうちにスタートが切られてしまったため、当然タイミングは合わずに1頭だけポッコリと立ち遅れました。
あれほどの不利があると、勝ち負けはおろか入着すら難しくなります。今回はあのスタートが全てで、以降は半ば諦めつつ少しでも脚を伸ばしてこれるよう願ってレースを見守るほかありません。ゴール後の下馬にヒヤッとしましたが大事ではないようで安心しました。

対抗に挙げた1番人気馬キズナはいつもどおり後方からのレースを選択しました。
現在の京都競馬場は硬く、パワーをあまり必要としないスピード優先の馬場、いわゆる高速馬場と呼ばれる状態なので、前を行く馬のペースが上がって差し・追込タイプにとって有利な展開にならない限り後方一気で差しきるのは難しい上に、距離が長い春の天皇賞で流れが速くなることはそうそうありません。
不向きだとは思いながらそれでも期待したのは、武豊騎手とキズナなら乗り越えてくれると信じていたからで、その通り武豊騎手は流れをしっかりと読み、前走より早めに仕掛け始めました。直線では外から良い伸び脚で前に迫ったものの、捕えるまでには至らず4着。
結果が伴わなかったために武豊騎手は満足感とはかけ離れた思いをしているでしょうが、キズナらしいレースはできたし騎乗も問題なしと、この馬の強さを否定する内容ではありませんでした。次走でも良い走りを見せてくれると思います。

優勝は昨年の覇者フェノーメノ。中団でインにもぐりこみ、ロスがないようレースを進めました。ロスなく、というのはとても大切です。
コーナーを多く回らなければならない長距離レースでは、1つコーナーを回るごとに走る距離が位置取りによって違ってくるので、今回のフェノーメノのように上手く騎乗した場合、コーナーが多いほど=距離が長ければ長いほど脚を温存できるということになり、これが最後の直線での伸びに効いているのです。鞍上・蛯名騎手の手綱さばきが見事です。
2着ウインバリアシオンは、当初騎乗予定だった岩田騎手から乗り替わったシュタルケ騎手が落馬のため武幸四郎騎手が急遽代役を務めることとなるという慌ただしい状況でしたが、武幸騎手が上手く立ち回り、じつにスムーズなレース内容でした。
仕掛けどころで、キズナよりもワンテンポ早く動き出したのも正解。フェノーメノにクビ差つけられたものの、馬の力をしっかりと見せてくれました。メイショウマンボに騎乗しGⅠレースで大活躍した昨年も思いましたが、武幸騎手にベテランらしい安定感があります。
穴として考えていたデスペラードは、僕が思い描いたのとは全く違う位置取りでレースを進めて17着の大敗。「馬の気持ちが乗らなかったみたい」と横山典騎手がレース後に語っていましたが、馬がこのような状態だとレースではただ周りについて回るだけで見せ場が1つもない走りになってしまうことが多いです。
上位人気馬には実績で見劣るものの、僕は横山典騎手の腕なら、観衆をあっと言わせるような魅せる騎乗をしてくれるはずだと楽しみにしていたのですが。今回は仕方ありませんね。

|

« 5月10・11日の注目馬情報 | トップページ | 5月17・18日の注目馬情報 »

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1466872/56098779

この記事へのトラックバック一覧です: 天皇賞・春の有力馬のレースぶり:

« 5月10・11日の注目馬情報 | トップページ | 5月17・18日の注目馬情報 »