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2014年4月 2日 (水)

見事なコース取りで不良馬場を制した

先週は中京競馬場で今年初めての芝GⅠレース、第44回高松宮記念が行われました。
僕が注目の1番手に挙げたのは4番人気の逃げ馬ハクサンムーン
逃げ候補は他にもう1頭、Mデムーロ騎手騎乗コパノリチャードがいて、競り合う展開になると両馬ともハイペースにより共倒れとなるおそれもありましたが、十中八九ハクサンムーンに競りかけることはないと考えました。デムーロ騎手ほどの名手ともなれば、馬に負担をかけるような騎乗、無謀なペース配分でレースを進めるわけがなく、ゆえにハクサンムーンが楽々マイペースの1人旅になると予想していました。
ところがなんとスタートで痛恨の出遅れ。それでも結果は追い込んでの5着とまずまずの好成績なのですが、同じ5着でも自分の競馬をしたかそうでないかにより全く意味がかわってきます。馬の持ち味を十分に生かすことができなかったとき、騎手はもちろんのこと関係者一同が不完全燃焼の思いが消えず、また応援するファンにとっても良いレースぶりで敗れたのとは違い悔しさが倍増します。騎手は馬の特徴をつかみ、それぞれの能力を生かす騎乗をするため神経を遣いますが今回は鞍上の酒井騎手もどうしようもなく、その中で出来る限りの騎乗はしていたと思います。次走に切りかえていきましょう。

次に挙げたのはやはり外せない4番人気馬、レディオブオペラ
スタートセンスがとても良く今回の先行ポジションも理想的で、何の不利も受けずにレースを進められましたがこの日の馬場状態は不良で走路はグチャグチャでした。短距離戦とはいえスピードよりもパワーが必要なレースとなり、レディオブオペラも函館競馬で道悪は経験していますがその時は稍重どまり、しかも今回は函館の時に比べ数段強いメンバーが揃ったためそうそう思い通りの競馬はさせてくれません。軽いフットワークが魅力なタイプなので基本的には不良馬場が合わないのでしょう。
もう1頭の期待馬ストレイトガールも同じで、スタート良くレースの流れに乗り、直線では先に抜け出したコパノリチャードを追いかけましたがさほど伸びずに後方待機のスノードラゴンにかわされて3着。もちろん胸を張れる成績ですが、不良馬場で決め手を削がれた感じだったのが惜しまれます。この2頭はパンパンの良馬場で勝負です。

最後に優勝馬コパノリチャード。鞍上のMデムーロ騎手は先週のスプリングSに続いての重賞制覇となり、前回も彼の騎乗について触れましたが、本当にどの馬に騎乗しようがどんな馬場だろうがもってきてしまいますね。
最大の勝因はコース取りでしょう。あれだけ馬場が悪くなると、コーナーでも4m~5mは間隔をあけて走り、直線は馬場の真ん中から外を通るのが普通です。ところがデムーロ騎手はコーナーで内から僅か2頭分のところを通って直線で外に出す騎乗。
さすがと思ったのがこのコーナーでのコース取りで、あの馬場状態でその場所を通ると直線で体力が残っていないことが多いのですが、彼が乗ると伸びてくるだけの力を馬は残しているんです。これはどういう技術なのか、他の騎手がなかなか真似できないこと。
これからもデムーロ騎手には要注意です。

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