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2014年4月 9日 (水)

「強い馬らしい勝ち方」を支えた武豊騎手の騎乗

先週行われた第58回産経大阪杯。頭数こそ8頭と少ないものの、昨年のダービー馬キズナに菊花賞馬エピファネイア、そして牝馬2冠+エリザベス女王杯のGⅠレース3勝馬メイショウマンボと、4歳世代を代表する3強の激突が注目を浴びました。
まずは堂々の1番人気に支持されたエピファネイア、この馬は僕も本命と睨んでいました。
春のクラシックでは折り合い面に多少不安がある馬でしたが、夏を越した秋の菊花賞ではスムーズに折り合い他馬を圧倒する走り。3000mであのような強さを見せるパフォーマンス、そして4歳になりさらに心身の成長が見込める今ならば、たとえダービー馬でも完封できると考えました。
レースではいつもながら折り合い重視で後方から行きましたが、鞍上の福永騎手の手応えから本当にスムーズに進められたのが見てとれ、期待以上に馬が成長したのがわかります。
しかし結果は、直線で伸びきれず3着どまり。良い末脚を長く使えるエピファネイアですが、一瞬の切れ味が勝るキズナに屈した形となりました。今回は少し展開が厳しかったとは思いますが、それでも2着馬のトウカイパラダイスをかわせなかったのが意外でした。
3冠レース全て連対という実績からもわかるように、4歳世代では間違いなくトップの能力を持っている馬で、これからもファンの期待を背負い走ることになります。どんな流れでもどんなメンバーが相手でもエピファネイアの力を出し切る騎乗をしなければならない鞍上のプレッシャーは凄いものと思いますが、良いレースができるよう応援しています。

優勝したキズナはダービー馬の貫禄といった感じのレースぶりでしたね。
終始最後方でレースを進め、鞍上が仕掛けだすと反応よく上がっていき、直線では絶対に届かないだろうと思うような位置からあっさり前を捕まえてゴール。まさに横綱相撲、とにかく強いのひと言です。
そして何といっても鞍上・武豊騎手の相変わらず見事な騎乗に惚れ惚れしてしまいました。
馬の力を信じ、道中は微動だにせず自分のリズムで進むのみ。そうすれば必ず勝てるとの確信をもっているような揺るぎない手綱さばきでした。
出走頭数8頭のうち前方グループに3頭、そこから離れて4番手以降が固まり追走する形で、前とあれだけ離されてしまうと多少の焦りが出て早めに動いてしまいがちなのですが、それでも動きません。ペースは超スローではないものの速くもなく完全に前残りの展開となっていましたが、武豊騎手には全く動揺しませんでした。
仕掛けどころの前で余計な動きをさせられると競走馬は確実にパワーを奪われてしまうため、鞍上は直線での伸び脚を計算し、いかに仕掛けどころまで馬の力を温存できるかが大事になりますが、わかっていてもなかなかうまくいかないものです。今回は武豊騎手が上手く乗ったことでキズナはその能力に加えて「強い馬らしい勝ち方」ができたのだと思います。さすがというより他ありません。
上の2頭を負かせるとしたら穴はショウナンマイティと予想しましたが5着に終わりました。位置取りも折り合いもベストだったのにもかかわらず直線で伸びきれなかったのは、馬場状態がこの馬にあまり合わなかったのでしょうか。負けるにしてももう少し上位争いをしてもよいほどの力を持つ馬と思っているので今回は残念でしたが、次に期待です。

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