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2014年3月19日 (水)

繊細な牝馬特有の難しさ

先週のメインレースは東西ともに牝馬の重賞で、中山競馬場では古馬牝馬のハンデ戦、第32回中山牝馬Sが行われました。
このレースで僕が1番手に挙げたのは5番人気馬ノーブルジュエリーです。
これまで1400m、1600mで好成績をあげてきた馬で、多少は距離に不安がありましたが、充実の6歳を迎え、良い意味でのズブさが出てきてくれれば折り合いはさほど難しくならず距離は問題ないだろうと考えました。ところがやはり気性的なものなのか、向正面で折り合いを欠いているシーンがあり、鞍上・小牧騎手の苦労している姿が見られました。
位置取りは中団のやや後ろ。勝ち馬フーラブライドの内で隣に並び、マークしつつ進む感じで悪くないポジションでしたが、3コーナー手前あたりから勝ち馬がスッと上がってゆくところでペースが速くなり戸惑ってしまったのでしょうか、タイミングを逃したように離されしまい後方近くまで後退と、仕掛けどころでの反応がいまひとつでした。
手応えのわりに動きたいときに動けなかったりするなど、繊細な牝馬特有の難しさが出た内容でしたが、それでも直線の脚はよく伸びていて、1着馬から0.3秒差の5着は立派です。ただこのレースに限り、小牧騎手の手綱さばきにはいつもの冴えが感じられませんでした。
距離ロスがないよう心がけて騎乗することは騎手として当たり前ですが、その点にこだわりすぎたために馬のリズムを乱したようで、上がってゆくスペースを見つけられないまま4コーナーを回るところではほぼ最後方になっていました。そこから一気に伸びてきた脚を見たせいで少し勿体無い気分になるレースでした。

次に取り上げたのは2番人気エクセラントカーヴ。こちらもノーブルジュエリー同様に少し折り合いを欠いた様子で結果は9着に終わりました。3~4コーナーでノメってしまいバランスを崩したとのことですが、ただでさえ芝の生長が望めないこの時季は、良馬場発表とはいえ使いこんでボコボコになり力が要る馬場なので、このようなアクシデントも仕方ありません。小柄な牝馬には辛く不向きな馬場で本来の力が出し切れなかったようです。暖かくなり馬場状態が良くなればまた気持ち良い走りを見せてくれることと思います。
もう1頭の注目馬キャトルフィーユは、鞍上の後藤騎手が好位でレースを進めるソツのない騎乗をし2着同着の大健闘。勝ち馬との差は切れ味の僅かな違いでしょうか。後藤騎手はイメージ通りの競馬ができたとのこと、騎手は皆、頭の中でレースを組み立て、展開に応じてすぐに対処できるよう様々な状況を想定しますが実際には思ったようにはいかないのがほとんどなので、今回みたいに思い通りの騎乗は珍しく、とても喜ばしいことです。ただ、たとえ理想的な位置取り・ペースになり、馬が期待以上の脚を使ってくれたとしても勝てるとは限らず、逆にミスがあっても勝てる場合もあり、そこが競馬の難しいところですね。

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