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2014年2月 5日 (水)

牝馬2頭それぞれの立場

先週の京都メインは第19回シルクロードステークス。GⅠ高松宮記念の前哨戦ともいえる短距離重賞に熱い視線が注がれました。
まずは断然1番人気レディオブオペラについて、この4歳牝馬は昨年夏の函館でデビューし好走を重ね、秋以降の500万下から4連勝で一気にオープン勝ちまで果たしました。2連勝、3連勝まではよくあることですが、4連勝ともなると素質・能力がかなり高くないとできません。デビュー戦以外は全て1番人気と上のクラスに上がっても勝てるとのファンの期待に応えての快進撃はもちろん、京都芝1200mで負け無しの4連勝という実績からも今回の支持の高さは当然でしょう。
次に控えるGⅠレースに向けて弾みをつけたかったこのシルクロードSでしたが、1番枠から好ダッシュでハナに立ちマイペースへと持ち込んだものの、直線で踏ん張りきれず勝ち馬に2馬身半差をつけられ2着に敗れてしまいました。
確かに、人気を背負った逃げ馬は格好の標的となるため騎手にとって重いプレッシャーとなる上、脚質(ハイペースで引っ張り粘るタフなタイプやスローでこそ力を発揮するタイプなど)を考えてその馬に合うペースでレースを進めなければならないのですが、大舞台での経験も豊富なベテランである鞍上・藤田騎手ならそういう不安はなく、今回もそつのない騎乗で上手にレディオブオペラを導いていました。最後に差されてしまったのは馬体重14キロ減がスタミナに影響したからでしょうか。負けはしましたが力は見せたので、評価を下げることなく次走も人気を集めることと思います。

優勝は2番人気ストレイトガール
昨年夏に函館4連勝、年間を通して重賞を含む6戦で全て連対と、この5歳牝馬の実績を見ると今回はじつに納得のいく勝利です。勝因は位置取りと思います。
本命のレディオブオペラが1番枠、ストレイトガールが2番枠。グリグリの本命が逃げ馬のため絶好の枠で、離されずにピタリとついていけば鞍上の岩田騎手にとって最高に乗りやすいパターンとなります。前回「騎手はマークする相手をレース前にすでに決めて臨んでいるわけではない」と書きましたが今回は例外です。騎手100人中100人が、この枠に入った時点で他の選択肢はありえず、ただ1頭の徹底マーク決定でしょう。
そして岩田騎手は理想の位置、レディオブオペラの後ろにつけてレースを進め、最後の直線できっちりと捕らえゴール。4連勝中の評判馬に2馬身半をつけての鮮やかな勝ちっぷりは見るものに強さを感じさせます。枠順・位置取り・仕掛けのタイミングと文句なしの内容でした。

期待したプレイズエターナルは6着に敗れました。
この馬も3歳だった昨年はぐんとパワーアップし、強烈な決め手を武器に1000万下と準オープンを連勝、ここ3戦は勝利がないもののレースぶりが良く、オープンクラスでも上位の力があると思っています。浜中騎手のレース後コメント「メンバーが強かった」との通り、戦う相手がこれまでとは少々違ったということでしょう。野球でも相撲でも、学生時代にどれだけ圧倒的な強さや能力を誇っても、プロ入り直後からエース級・横綱級の貫禄を出せる者がほとんどいないように、やはり経験によって得るものは大きく、競走馬の場合はレースを通じて様々な戦い方を身につけていくわけです。
ただ経験うんぬんはともかく、スローで前残りの展開となった今回のレースは明らかにプレイズエターナルに向かないものだったことを考えると仕方がないと言えそうです。
断トツ人気馬が逃げ馬だったために競りかけるものもなくスローになりましたが、ペースが上がり追い込み有利の流れになれば一気に重賞勝利まで果たす可能性はあります。次走もぜひ狙ってみたい1頭ですね。

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