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2014年1月29日 (水)

ピタリとハマった田辺騎手の騎乗

先週の中山競馬メインレースは第55回アメリカジョッキークラブカップ。
2200mという距離ゆえ出走馬たちの距離適性は様々で幅広く、じつに骨っぽいメンバーが集まったこの激戦を制したのは、田辺騎手騎乗の2番人気馬ヴェルデグリーンでした。
レースの流れはそれほど速くなく前半の1000m通過が1分1秒1と、そのペースなら前残りが考えられましたが、見た目よりもボコボコしている冬場特有の馬場が先行馬にとって苦しい展開を作り出しました。ヴェルデグリーンは中団で脚をためつつ流れに乗る、今回のような展開ではベストと思える追走をし、また目の前に1番人気馬レッドレイヴンという最高の目標があったことも大きく、田辺騎手からすれば重賞で上位人気を背負ったプレッシャーすら忘れてしまうほど乗りやすかったのではないでしょうか。
騎手は、レース前からある決まった1頭をマークしようとは考えていませんが、スタート後の流れでうまい具合に自分よりも前の位置に1番人気馬がいれば、後ろをついていくのはごく当然のこと。相手が動き出してから、ほんのひと呼吸おいて仕掛けはじめるだけで良い結果が出やすいからです。今回の田辺騎手はそれがピタリとハマる文句なしの騎乗でした。ヴェルデグリーンも、レッドレイヴンの外から馬体を合わせていき力でねじ伏せていった迫力、力強さはたいしたもの。本格化した今年は楽しみですね。
1番人気レッドレイヴンは敗れこそしましたが、力は見せたと思います。特に鞍上の柴田善騎手のそつのないレース運びが目を引き、その巧みな手綱さばきにはあらためて感心してしまいました。敗因はおそらく20キロの体重増でしょう。ゴール前5頭が並ぶ接戦で4着だったのも、プラス体重が響きわずかに伸びを欠いたためと思われます。次走からはまた切れのある走りを見せてくれることを信じています。

僕の注目馬、8番人気ダービーフィズは9着に沈みました。
道中はうまく流れに乗っていましたが、勝負どころで外に持ち出す隙がなかなか見つけられずに機会をなくしてしまった様子。この馬は勝負どころまでは馬群の中でレースを進め、いざゴーサインの時は外にいるという競馬が最も良い脚を使えるそうなので、今回は外に出すタイミングがなかったために持ち味を十分に出し切れなかったのでしょう。
出走頭数が少ないレースならまだしも、多頭数の場合、相手の脚質や馬場状態などその時によってレース内容が全く違うものになるため、考えていたことの半分もできずにレースを終えてしまう騎手がほとんどです。頭の中で描いていた通りの全てを実現できるのなら間違いなく勝ててしまうわけですが、実際に勝つのはただ1頭。うまくいかない方が多い中、それでも騎手は1つでも上の着順を目指し、臨機応変に対応しつつ必死に騎乗します。
今回のレースでダービーフィズは苦戦しましたが、蛯名騎手は何かをつかんだはず。次走もう1度狙ってみたい馬ですね。

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