« 12月21・22・23日の注目馬情報 | トップページ | 1月5・6日の注目馬情報 »

2013年12月18日 (水)

驚きの結果になった朝日杯FS

2013年の競馬も今週で終了。年を重ねるごとに1年が短く感じられ、今年もあっという間に過ぎてしまったように思いますが、それは20歳の頃と50代の現在では1/20と1/50、同じ1年でも人生における割合が違うせいでしょうか。忙しさに追われながらもかろうじて季節感を失わずにいられるのは競馬があるおかげですね。

さて先週は2歳牡馬のGⅠレース、第65回朝日杯フューチュリティSが行われました。
優勝は4番人気アジアエクスプレス。ダートレースで2戦2勝の芝未経験馬がGⅠ制覇を遂げたのはグレード制導入の1984年以降初めてのことです。
競走馬が生まれてから競馬場に来るまでの約2年間、調教やレースの進め方など全ての段階で人間が関わり、教え育てます。その経験から様々なことを学び成長していくため、まだ精神的に幼く経験も浅い2歳馬にとって“初めてのこと”はマイナスであり、レースで力を出し切れずに終わる場合もあります。なので今回の勝利には驚きました。
それだけアジアエクスプレスが芝に対する適応力が高かったのでしょう。
さらに勝因として考えられるのは馬場状態で、スピードだけでは通用しない力の要る馬場だったことも大きいと思います。勝ち時計が1.34.7、そしてレース最速の上がりがこの馬の35.3秒と、2歳馬のレースといえども決して速くありません。
芝よりもダートの方がパワーをつかうのは誰もが知っていることで、今回の見た目以上にタフさを求められる馬場は、ムーア騎手が「芝もいけるがダートの方が向いている」と評したアジアエクスプレスの力を生かす絶好の舞台でした。
時計の速い決着となる軽い馬場のレースでどのような走りを見せられるのか、またはダートの大レースを目標に進んでいくのか、新しいタイプのヒーロー誕生に来年が楽しみです。

注目馬の1頭、柴田大知騎手騎乗の2番人気プレイアンドリアルは7着。
敗因は折り合いにあると思います。
中山芝1600mコースはスタートしてから最後の直線に向くまで、右へ右へとコーナーをずっと回っている感じなので、うまく内に入れるか、または前に他馬で壁を置いて馬を抑えて、直線に向け“溜め”をつくる必要があります。
プレイアンドリアルは13番枠から、好位を取りにいくためにスタート良くゲートを出して思い通りの位置は取れましたが、その行き脚が良すぎたことが裏目にでてしまいハミを噛みっぱなし。息を入れながら楽に追走するという理想的なレース運びはできませんでした。
柴田大知騎手は枠順確定の時からどう乗ろうか熟考したでしょう。中山1600mコースで外枠、この不利な状況から少しでも勝利に近づくために、スタートで馬を少し前へ出して好位につけようとしたまでは良かったのですが、外からは誰も来ない(壁が作れない)わ、内にも入れないわ、結果、馬が行く気になってしまい折り合いがつかなくなるという競馬になりました。
独特なコース形態で13番枠に入ったことが鞍上に大きなプレッシャーを与えたのでしょう。不利を跳ね返そうと努力したものの今回は実りませんでしたが、こうした経験を積み、騎手は腕をあげていくものです。次に同じ状況でレースに臨んだ柴田大騎手のレース運びに期待しましょう。

|

« 12月21・22・23日の注目馬情報 | トップページ | 1月5・6日の注目馬情報 »

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1466872/54302444

この記事へのトラックバック一覧です: 驚きの結果になった朝日杯FS:

« 12月21・22・23日の注目馬情報 | トップページ | 1月5・6日の注目馬情報 »