« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »

2013年12月

2013年12月26日 (木)

これが世界に通用する走りか

JRAの競馬開催も全ての日程を終え、今年も残すところ数日。先週は2013年最後のGIレース・第58回有馬記念が行われ、当日で現役を引退するオルフェーヴルが圧勝し有終の美を飾りました。
凱旋門賞出走後で8分の出来と言われており、引退が決まっている現在はラストランとはいえ無理に目いっぱい仕上げてくることはないと思いましたが結果は大勝。地力が違うとはわかっていましたが、あらためてその凄い走りには驚かされました。
若馬の頃よりやんちゃな性格が特徴的なオルフェーヴルは、レースで逸走したりゴール後に騎手を振り落としたりと、かなり神経を遣って騎乗しなければならないので鞍上にとっては乗りづらいタイプの馬です。鞍上の池添騎手も、競馬を終えた後には鞍上の体力も精神力も使い果たしてしまうくらいの疲労感に襲われたでしょう。その代わり、騎手としてこれ以上ない喜びも与えてくれました。あれだけの苦労も今では良い思い出でしょう。
このラストランで最も印象的だったのは、きっちりと折り合いがついていたこと。以前は鞍上が苦労して抑えているのがわかるほど行きたがる馬でしたが、このレースだけは騎手が手綱を抑えながらもそれに反抗する素振りは見せず、馬群の後ろで競馬を進めました。これまでのレース経験や海外遠征での乗り替わりなどで大人になったのでしょうか。レース前、池添騎手は最初のスタンド前のホームストレッチが鍵と言っていましたが、見るとなるほどと思わせる乗り方をしましたね。馬をなだめ前に壁を作り、過去に逸走したことがあったために外へ行かないよう細心の注意を払っているのがわかりました。ずっとオルフェーヴルに乗ってきた彼ならではの丁寧な騎乗で、おかげで折り合いがつきました。そして馬の強さを最も感じたのが、仕掛けてからの反応の良さです。多くの馬は、手綱を譲ってあげると少し加速し、追い出し始めてから本来の伸び・キレを見せてくれます。車のギアを少しずつ上げていく感じ。しかしオルフェーヴルは手綱を僅かにゆるめただけでドン!と音がしそうなほどの爆発力を発揮、すでに全力で追っているかのような加速をし、他馬が止まって見える勢いで抜き去りました。
この脚・このパワーこそがオルフェーヴルの武器であり、世界に通用する走りとはこういうものかと思わされます。4コーナーから先頭に立つ勢いで直線に向くと、あとはもう独壇場。その後に続く騎手たちは全力で追いながらも、ぐんぐん引き離されてゆく後姿に絶望感を抱いていたのではないでしょうか。あれだけの強さを見せられると悔しさも感じないでしょうね。
先頭に立つのが早いと思いましたが、池添騎手は馬の手応えから抜かれる心配など全くしていなかったようで、絶対的な自信をもって追っていました。「オルフェーヴルの最後の走りを見てくれ。この馬の強さを目に焼きつけてくれ。」そう言っているかのようなパフォーマンスが印象的でした。その通り、このレースを見た人の目に、そして心に名馬オルフェーヴルの走りは強く焼きつけられたことでしょう。
池添騎手の渾身の騎乗とオルフェーヴルの強さが際立った今年の有馬記念。今年のダービー馬キズナ、最強牝馬ジェンティルドンナが不出走で寂しいドリームレースと言われましたが、それでも記憶に残るレースでした。またオルフェーヴルの様な、個性的でいて尚且つもの凄く強い競馬をするサラブレッドが出現してくることを願いたいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月23日 (月)

1月5・6日の注目馬情報

注目ランクMM
橋田 厩舎
スズカデヴィアス
※京都2-6R・3歳新馬・芝2000m内に出走予定

「今年はアカンかった」と結局、今年は手掛けた馬で1勝もできなかったという助手。それだけに来年は何とかしたいところだが、「コレは走ると思う」と話していたのがこの馬。「乗り味が良くてコントロールしやすい」とのこと。新しい年をイイ形で迎えられると、コレは自信持っているそうだ。

注目ランクB
国枝 厩舎
バーディーイーグル
※中山1-7R・4歳上500万下・ダ1800mに出走予定

直線で前が詰まって脚を余す形になった前走。結果は残念だったが、「スンナリと好位に付けられたのは収穫だった」とレース後の鞍上。こういうレースができれば安定感はさらに増し、クラス突破も時間も問題と見ていいだろう。年明け一発目に勝ち上がる可能性も十分ある。

注目ランクB
鈴木康 厩舎
セイコーライコウ
※中山2-10R・サンライズS・芝1200mに出走予定

思った以上に後方からの競馬となった前走だが、ヨシトミに言わせれば「こういう競馬をして馬に刺激を与えたかった」とのこと。勝てはしなかったが、次走に繋がる競馬をするあたり、ベテラン騎手の味だった。近走成績を見ても現級力上位は明らか。前走を糧に、今度こそ決めたいところだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月18日 (水)

驚きの結果になった朝日杯FS

2013年の競馬も今週で終了。年を重ねるごとに1年が短く感じられ、今年もあっという間に過ぎてしまったように思いますが、それは20歳の頃と50代の現在では1/20と1/50、同じ1年でも人生における割合が違うせいでしょうか。忙しさに追われながらもかろうじて季節感を失わずにいられるのは競馬があるおかげですね。

さて先週は2歳牡馬のGⅠレース、第65回朝日杯フューチュリティSが行われました。
優勝は4番人気アジアエクスプレス。ダートレースで2戦2勝の芝未経験馬がGⅠ制覇を遂げたのはグレード制導入の1984年以降初めてのことです。
競走馬が生まれてから競馬場に来るまでの約2年間、調教やレースの進め方など全ての段階で人間が関わり、教え育てます。その経験から様々なことを学び成長していくため、まだ精神的に幼く経験も浅い2歳馬にとって“初めてのこと”はマイナスであり、レースで力を出し切れずに終わる場合もあります。なので今回の勝利には驚きました。
それだけアジアエクスプレスが芝に対する適応力が高かったのでしょう。
さらに勝因として考えられるのは馬場状態で、スピードだけでは通用しない力の要る馬場だったことも大きいと思います。勝ち時計が1.34.7、そしてレース最速の上がりがこの馬の35.3秒と、2歳馬のレースといえども決して速くありません。
芝よりもダートの方がパワーをつかうのは誰もが知っていることで、今回の見た目以上にタフさを求められる馬場は、ムーア騎手が「芝もいけるがダートの方が向いている」と評したアジアエクスプレスの力を生かす絶好の舞台でした。
時計の速い決着となる軽い馬場のレースでどのような走りを見せられるのか、またはダートの大レースを目標に進んでいくのか、新しいタイプのヒーロー誕生に来年が楽しみです。

注目馬の1頭、柴田大知騎手騎乗の2番人気プレイアンドリアルは7着。
敗因は折り合いにあると思います。
中山芝1600mコースはスタートしてから最後の直線に向くまで、右へ右へとコーナーをずっと回っている感じなので、うまく内に入れるか、または前に他馬で壁を置いて馬を抑えて、直線に向け“溜め”をつくる必要があります。
プレイアンドリアルは13番枠から、好位を取りにいくためにスタート良くゲートを出して思い通りの位置は取れましたが、その行き脚が良すぎたことが裏目にでてしまいハミを噛みっぱなし。息を入れながら楽に追走するという理想的なレース運びはできませんでした。
柴田大知騎手は枠順確定の時からどう乗ろうか熟考したでしょう。中山1600mコースで外枠、この不利な状況から少しでも勝利に近づくために、スタートで馬を少し前へ出して好位につけようとしたまでは良かったのですが、外からは誰も来ない(壁が作れない)わ、内にも入れないわ、結果、馬が行く気になってしまい折り合いがつかなくなるという競馬になりました。
独特なコース形態で13番枠に入ったことが鞍上に大きなプレッシャーを与えたのでしょう。不利を跳ね返そうと努力したものの今回は実りませんでしたが、こうした経験を積み、騎手は腕をあげていくものです。次に同じ状況でレースに臨んだ柴田大騎手のレース運びに期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月15日 (日)

12月21・22・23日の注目馬情報

注目ランクMM
奥平 厩舎
イルポスティーノ
※中山7-7R・3歳上500万下・ダ2500mに出走予定

1番人気に推された前走だったが、最内枠の影響もあって思った程の伸びがなく4着。「東京よりは中山向きだし、来週もうひと追いすれば丁度良く仕上がるでしょう」と厩舎サイド。長距離のダート戦なら実績があり巻返しも十分。約1ヶ月勝ち星から遠ざかっている厩舎としても、最終週に勝って2013年を良い形で締めくくりたいところだろう。

注目ランクB
宮本 厩舎
ホクセツダンス
※阪神8-12R・ギャラクシーS・ダ1400mに出走予定

「この前は僕がブサイクな競馬をした。レースの後に、もう一回乗せてほしいとテキに頭を下げました」とは松山の話。早目に先頭に立ってしまったが、本来は脚を溜める競馬をした方がいい馬。その辺りの個性を把握し切れていなかったようだ。それでも、オープン通用のメドを立てたことは収穫。志願の騎乗となる鞍上、その意気込みを買う手もありそうだ。

注目ランクMM
国枝 厩舎
マンボネフュー
※中山8-11R・ノエル賞・芝1600mに出走予定

デビュー当初は蛯名が「コレでクラシックに行く」と話していたほどの素質馬。春先の重賞戦線は流れや枠に恵まれず結果を出すことができなかったが、それだけの素質馬、そう簡単には見限れない。休養明けとなる今回は、個人的におそらくベストの舞台と見ている中山マイル戦。条件レベルなら潜在能力の差で圧倒するシーンもあるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月11日 (水)

さらなる飛躍が期待できる新女王

先週は2歳牝馬のGⅠレース、第65回阪神ジュベナイルフィリーズが行われました。
優勝馬は5番人気レッドリヴェール
レースは中団にポジションを取るとうまく流れに乗って進み、ペースが速かったこともあり折り合いもスムーズで、手綱に“遊び”ができるほど楽々と追走できました。
ペースあるいは馬の気性によって折り合いがうまくいかないと想像以上に馬は体力を消耗してしまうので、どんなレースであっても騎手は道中、馬に余計な力を使わせないよう細心の注意を払い騎乗しています。今回のレッドリヴェールの場合も、あれだけ楽に走ることができれば勝負どころでは能力を存分に生かすことができたでしょう。

レースを見終わって最初に思ったのは、ずいぶん乗りやすそうな馬だということ。
乗りやすい馬=どんなレースもできる=騎手の思い通りのレース運びができるというわけで、これはコンビを組む騎手にはじつに頼もしく、来春のクラシックに向けてかなり明るい材料となります。このまま順調に年を越し、成長した姿が見られる日が楽しみです。
鞍上の戸崎騎手はこの阪神JFが、今年3月にJRA移籍して初めて手にしたGⅠタイトルです。大井競馬所属時代にすでにGⅠ安田記念を含むいくつものJRA重賞を制していますが、正式にJRA騎手になって得た勝利もまた嬉しいものでしょう。来年はさらに多くの勝ち星を並べることになりそうですね。

単勝1.7倍の断トツ1番人気ハープスターは2着。ゴール前では突き抜ける勢いがありましたが、ほんの僅かな差で2歳女王の座を逃しました。
レースの印象としてはひと言。勿体無い競馬でした。
末脚が武器なのは承知していますが、スタート後すぐに手綱を引いて抑えたりせず、少し前へ行かせてから(かかってしまう馬は別ですが)好きな位置へつける方がレースしやすかったのではないかと思います。
僕は大きなレースの勝利がサニーブライアン、カルストンライトオのように逃げ切って勝つ馬ばかりでしたが、基本的に差し・追い込みの競馬をするのが好きだったし、得意でした。その当時を思い返してみても、後方からレースを進める際に「後方につけるのだからスタートをゆっくり出そう」とか「少々なら出遅れても構わない」などと考えたことは一切ありませんでした。
後ろから行くつもりであっても、まずは五分のスタートを切る。そして徐々に下げていく。この方が始めから抑えるよりも馬には負担がかからず、騎手にとってもレースの流れや他馬の動きを見て効率良くベストポジションが取れます。だから今回のハープスター鞍上の川田騎手には、決め打ちのような乗り方ではなく、周囲の状況に応じて動けるよう気持ちに余裕をもって、もう少し幅のある騎乗をしてほしかったと思います。
この先ハープスターが向かうのは、出走馬がフルゲートになるような重賞競走ばかりでしょう。ならばクラシック本番を前に、中団や好位での競馬を覚えさせるのも騎手の大事な役目のひとつです。ペースや相手次第で位置取りも変わるし、通るのが内なのか外なのかでも大きく結果が変わるので、今のうちからひとつの戦法にこだわるのは早すぎます。何よりこの馬は、レースを教えたら期待に応えられる力があります。今回は負けてしまいましたが、来春の牝馬クラシック戦線ではこの馬がやはり人気を集めるのは間違いないでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月 8日 (日)

12月14・15日の注目馬情報

注目ランクMM
藤原辰 厩舎
リムショット
※中山6-2R・2歳未勝利・ダ1800mに出走予定

福島遠征となった新馬戦。前半は集中せずにフワフワしていたが、大きくバテずに3着とショッパナとしては悪くない内容だった。「仕上がりは良かったので、ガラっと変わった印象はありませんが、良い雰囲気を保っています。競馬に慣れてくればもっと粘りを増すと思うので、チャンスはあるでしょう」と厩舎サイド。鞍上は横山和騎手から父の横山典騎手に替わる模様。

注目ランクB
橋田 厩舎
アドマイヤデウス
※阪神6-5R・2歳未勝利・芝2000mに出走予定

「競馬で2回とも上手く乗れていない。追い切りに乗せて欲しい」と和田が志願したくらいだから、本人はかなり手応えを持っている様子。この中間も「イイ」と厩務員は態勢に自信を持っているそうだ。初戦時には「一発目が勝負」と話していた馬だが、デキが落ちているわけでもないのなら、今度も勝ち負けに持ち込めるのではないか。

注目ランクB
池江寿 厩舎
リヤンドファミユ
※阪神6-10R・元町S・芝2000m内に出走予定

ご存じオルフェーヴルの下。初戦こそ取りこぼしたものの、2戦目で楽に勝ち上がり、続く若駒Sも解消。この時点で「クラシック候補」とされていたのだが、骨折が判明し期待のシーズンを棒に振ることになってしまった。しかし、幸いにもその後の経過は順調とのことで、11/14に栗東へ帰厩、その後も順調に乗り込んで態勢を整えてきている。一言、レース振りに注目。年末も近づく中、楽しみな馬が戻ってくる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月 4日 (水)

日本の競馬に合うフォーム

先週は第14回ジャパンカップダートが阪神競馬場で行われました。
2000年に創設され僕も第1回で騎乗した(ちなみに第1回ジャパンカップと第1回ジャパンカップダートの両競走で騎乗したのは僕以外にも加藤和宏騎手=現調教師がいます)このレースは、当初、東京ダート2100mコースでジャパンカップの前日に行われていましたが、年によっては同日開催であったり阪神の1800mに舞台を移したりとなかなか落ち着かずに13年が経ち、来年からは国際招待競走から国際競走になりレース名も変えるとのことで今年が最後の「ジャパンカップダート」です。とはいえレース名の変更は(朝日杯FSや阪神JFなど)過去にもあり、ジャパンカップダートがチャンピオンズカップになったとしても、フェブラリーSとともにJRAにおけるダートの頂上決戦であることに変わりありません。

今年もGⅠホース9頭が出走し、華やかなレースとなりました。
優勝馬は3番人気ベルシャザール。2011年のクラシック戦線で上位人気になるなど能力は高かったのですが、芝のレース1戦のみの昨年以降、1年2ヶ月の休養を挟んで復帰した今春からダート路線を進んできました。そこからは存分に才能を発揮し絶好調のこの秋、一気にダートの頂点まで駆け上がりました。
レースはポジションを中団に置き、ペースが遅いと判断すると3コーナーからじわじわと仕掛けだし、4コーナーから直線に向くときには前を行く馬を射程圏内に入れていました。この手が届く距離につけたルメール騎手の判断により、ゴール板の数十メートル前で先頭の1番人気馬ホッコータルマエを早めに捕らえることができました。レースのペースが遅く決め手勝負になったことも切れ味の鋭さで他馬を上回るベルシャザールにとっては願ってもない展開で、勝つべくして勝ったレースといえますが、やはり最大の勝因は、あの位置へと馬を導いたルメール騎手の感性と騎乗技術だと思います。馬と騎手、両方の力が見事にかみ合ったレースでした。

2着には、これで3年連続の2着となるワンダーアキュートが入りました。
この馬は決め手がある代わりに、途中で中途半端に動きだしてしまうと折角の脚が台無しになるため、鞍上の武豊騎手は直線に向くまで追い出しをギリギリまで我慢しました。
もう少し早く動いていたら勝てていたのではと考える方もいるでしょうが、早く動けば動くほど着順は下になります。武豊騎手はこれ以上ないと思わせるタイミングで動きました。
よほど展開がハマらないと勝ちきれないタイプなのかもしれませんが、GⅠレースでここまで好成績を残せるのだから力はかなりのものですね。

1番人気ホッコータルマエは3着に敗れましたが、レース展開によるものは仕方ありません。
残念なのは鞍上の幸騎手の騎乗フォームです。
あのような追い方を昨年あたりから目にしていましたが、今回は馬上で暴れていただけで本来の「馬を追う(動かす)」という目的から外れていたように見えました。JRA競馬学校で教わらないこのスタイルが最近では主流なのでしょうか。
ヨーロッパスタイルと呼ばれるこの乗り方は、開催に合わせてカットする日本の芝コースとは違い芝が深くタフな馬場で行われる欧州の競馬向きで、騎手は腰をしっかり据えて後ろから押し出すように追います。日本の競馬場は、芝は軽く硬めで、ダートもそれほど深くありません。ヨーロピアンスタイルが悪いというわけでなく、このような馬場ならダート主流のアメリカンスタイルが合うように思うし、個人的には馬の首に張りつくように乗るモンキースタイルが好きです。手綱をピンと張り馬の首を押して前へ前へと進んでゆく。ホッコータルマエを追い抜いた1、2着のルメール騎手と武豊騎手の、シュッシュと一追いごとに伸びてゆく馬体と一つになった美しい騎乗姿勢が印象的でした。
馬は、ハミをしっかりと噛むことで首が最大限に上下し前に出てゆき速く走れるのです。
今回の幸騎手は、手綱が左右バラバラの動きで長さもブラブラ、ハミが全くかかっていない状態で追っていましたが、あの状態でどうやったら馬が全力を出し切れるのか知りたいものです。前後運動で伸びてゆく1、2着馬とは対照的な上下運動で全然進みませんでした。
ヨーロピアンスタイルにしている騎手たちがその乗り方を続けるのならば、カタチだけでなく「馬を動かす」という原点を忘れずに励んでほしいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月 1日 (日)

12月7・8日の注目馬情報

注目ランクMM
尾形 厩舎
ニシノゲンキマル
※中山4-2R・2歳未勝利・ダ1800mに出走予定

新馬戦で4着と好走、2戦目の前走では2番人気に支持されたが、実は中間熱発して順調さを欠いていた。「休ませた事で逆にリフレッシュしないか」と密かな期待は抱いていたようだが、直線で伸びを欠いてしまい5着に終わった。その後は早く使いたいところを我慢してジックリと立て直された。「好位で立ち回る器用さがあるので中山も向きそう」との事で、叩き3戦目の今度こそ初勝利を掴みたいところ。

注目ランクB
勢司 厩舎
ロンギングダンサー
※中山3-12R・3歳上500万下・芝1800mに出走予定

石橋脩もベタ惚れらしく、以前から「この馬は重賞を獲れる器です」と近しい関係者に熱っぽく語っているそうだ。降級戦の前走は2着に敗れたが、勝ち馬スーパームーンはその後1000万をすぐに勝ち上がり、準オープンでも連対と、これは一言相手が悪かった。本来、500万なら明らかに力上位。この厩舎なら休み明けでもキッチリ造ってくるだけに、イキナリから注目できるだろう。

注目ランクMM
掘 厩舎
サトノジェイド
※中山3-2R・2歳未勝利牝・芝1600mに出走予定

ヨーロッパで走らせたくなるような重厚な血統の持ち主で、レース振りもその血統通り、実に渋太い。スパッと切れる脚に欠ける分、瞬発力勝負になると分が悪そうだが、中山マイルは比較的レースが流れやすく、この馬向きのタフな流れになる公算大。現時点で鞍上は未定だが、2戦目でさらに前進するシーンが描ける。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »