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2013年10月23日 (水)

重圧を跳ね除けた!

先週は牡馬クラシック三冠の最終戦、第74回菊花賞が京都競馬場で行われました。
単勝1.6倍の断然1番人気に推されたエピファネイアが、その能力を存分に発揮した走りで5馬身差をつけ圧勝。見事、春の雪辱を果たしました。
皐月賞馬ロゴタイプとダービー馬キズナがともに不在だったためエピファネイア1頭に人気が集中する形になりましたが、もし、この2頭が出走していたとしてもエピファネイアに寄せられる期待は変わらなかったでしょう。普通に走ることができれば勝って当たり前、それだけの能力を持っている馬だからです。
降雨により当日の馬場状態は不良でしたが、馬場がどうであろうとこの馬には全く関係ありません。展開も位置取りもさほど問題にしません。
エピファネイアにとって勝利の絶対条件はただひとつ、折り合いだけです。
競走馬らしい気性とも言えますがそのために春の二冠レースではハミを噛みっぱなしで力が出せず泣いたこともあり、まずそこを克服しないことには世代最強といわれる伸び脚も不発に終わります。これまでずっと福永騎手のエピファネイア騎乗を見てきましたが、鞍上の腕がものを言う3000mの長丁場で彼がどのように乗るのか、とても楽しみでした。

そしていよいよレース。
スタート後3番手につけて最初の下り坂、エピファネイアはかなり行きたがる素振りを見せました。そこで福永騎手が我慢に我慢を重ねじっと耐えていたところ、馬も落ち着いたのでしょう、1回目のゴール板通過あたりでスッと楽になったようでした。
勝利を確信したのは、この瞬間です。
これだけ早い段階で手の内に入れることができれば、もともと出走メンバーでは最上位の力を持っている馬。もう何の心配も要りません。あとはどこで動くか、それだけを考えて騎乗すればよいのです。実際、直線に向いて仕掛けはじめるとあっという間に後続馬と差が広がり独走。まさに実力で得た勝利です。

騎手として、これほど強い馬に跨れるのは本当に幸せなことです。ただ、比例してプレッシャーも大きくなります。勝って当然、負ければ騎手の責任。強い馬に乗るということはその重責を負う覚悟を問われます。それに打ち勝ったとき、今回のように福永騎手が1着でゴール板を駆け抜けたときには、勝利の喜びも、責任を果たせた安堵感も、周りが思うよりずっとずっと大きなものだと思います。この勝利によって自信と実力が増した彼は、これからの騎手人生をさらに充実させてゆくのではないでしょうか。
注目していた10番人気ダービーフィズは16着。
スタートから後方グループでレースを進め、仕掛けどころからもあまり動きませんでした。
というより動けなかったのでしょう。前走セントライト記念(2着)では自ら動いて勝負をしたのとはまるで違う競馬でした。おそらく不良馬場が大きな負担となったのでは。
今回の結果は悲観する必要はなく、次走であらためて狙いたい1頭ですね。

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