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2013年7月17日 (水)

その手綱捌きは“さすが”のひと言

先週は七夕賞に続くサマー2000シリーズの第2戦、第49回函館記念が行われました。
優勝は3番人気馬トウケイヘイロー。鞍上の武豊騎手はスタートダッシュ良くゲートを飛び出すと果敢にハナを奪い、緩みのないペースでレースを引っ張りました。あれはもう、はじめから絶対にハナに立つと決めている乗り方でしたね。

昨年、一昨年と勝ち時計が2分を切ることがなかった函館記念、今年は馬場状態が良く1分58秒6の好時計。じつは少し道中のペースが速いと感じていましたが、武豊騎手は当然このような傾向をわかっていて逃げたのでしょう。そういう「読み」はさすがです。
そしてペース配分もさることながら、最大の勝因は何といっても武豊騎手の手綱捌き。
キズナに騎乗し今年のダービーを制覇したときと同じようにスタートを切ってから馬の行く気に任せ手綱を抑えず引っ張らず、かといって単に馬任せにして手綱を投げっぱなしにするわけではなく、馬が自然に気分良く走ることができる力の加減が絶妙です。その手綱の扱い方や腕の確かさにはつくづく感心します。馬にとっては負担を感じることなく楽に走れるため、少々ペースが速くてもゴールまで脚がもったのでしょう。
馬の邪魔をしない。そのために背中で余計な動きをしない。いかに馬の脚質や性格に合ったレースをして能力を最大限に生かすか。武豊騎手は騎手として基本的なことは完璧です。
基本が身についているからこそ経験やセンスによって技術はより確かなものになり、そこに自分なりの感覚を取り入れて「この人ならでは」という素晴らしい勝ち方ができるのだと思います。手綱操作や鞭の扱いなどは本当に惚れ惚れするほどで、そういうところを意識して見るのもレースの楽しみのひとつです。

注目していたGⅠ馬レインボーダリアは6着に敗れました。
中団の位置取りで、追い込み馬にとって不向きな流れの中をあのポジションから6着なら、マズマズといったところでしょう。パドックで見た馬体は、昨年エリザベス女王杯を制したときに比べて幾らかトモの張りがないように感じました。今回叩かれたことで次走は好走してくれるのではないかと期待しています。

1番人気に支持されながら10着と大敗を喫したエアソミュール
展開がこの馬に向かなかったこともありますが、ここまで着順が悪くなってしまった最大の敗因は折り合いのひと言に尽きます。終始馬群に揉まれっぱなしで、口を割って(苦しがって)いるシーンが見られました。
快勝した前走の巴賞では上手く内に入り折り合いをつけるスムーズなレース運びをしましたが、今回は逆。この馬は位置取りによって“乗り難しさ”があるような気がします。3枠6番だった今回よりも内枠に入ったときが狙い目かもしれません。

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