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2013年6月19日 (水)

タイトル奪取で弾みを付けて…

先週は東京競馬場で3歳ダート重賞、第18回ユニコーンSが行われ、3番人気ベストウォーリアが優勝。
レースでは1000m通過が1分06秒と遅いペースだったにもかかわらず、折り合いがスムーズだったおかげで中団の位置で脚を溜められました。こういうスローな流れになると折り合いをつけにくい馬も多いのですが、ベストウォーリアは若いわりに柔軟に対応できる賢さがあり、これが勝因だと思います。

鞍上の戸崎騎手は、今年3月のJRA移籍後初の重賞勝利。
彼は地方競馬出身騎手によく見られる、全身を使って追い出す動きの大きな騎乗フォームはせず、派手さはないものの馬のリズムにしっかりと合わせて追っています。移籍以降これまでの実績により質の高い馬への騎乗依頼が多く、順調に勝ち星を積み重ねていますが、この恵まれた環境に加え、騎手として確かな騎乗技術を持っている彼ならば、来年あたりは関東リーディング1、2位を争うまでになっているのではないかと思います。

1番人気に支持され2着のサウンドリアーナは、ペースが敗因でしょう。
遅い流れの中を後方からレースを進めていたサウンドリアーナは、頭を上げる素振りなど折り合いに少し手間取っている場面がありました。しかし鞍上は武豊騎手。間もなく馬をなだめて上手に折り合いをつけ、その後は問題なく進められました。
直線に向くと大外に出し、その鋭い脚で他馬を抜いていきましたが、先に抜け出した勝ち馬ベストウォーリアが粘りを見せて、差し切ることはできませんでした。
展開が勝敗に大きく作用する競馬において、サウンドリアーナのように後方から行くのがベストと思われる馬は自ら動くこともできる先行馬とは違い、流れにある程度身を任せてゆくしかなく、今回の惜敗は仕方のないこと。その代わりハマれば凄い末脚を見せてくれるはずです。芝のレースでも2歳時にG3ファンタジーSを2着に3馬身差をつけて快勝していますが、ダートの方が、よりこの馬の持ち味が生かされるように思います。この先が楽しみです。

函館競馬場では第20回函館スプリントSがありました。
優勝馬はパドトロワ。もともと能力が高く、重賞を2勝し昨年夏のスプリントシリーズの覇者となったこの馬は、昨年のスプリンターズS以降の2戦は休養も挟んだためかパッとしない競馬が続きましたが、暖かくなり状態が上向いてきたようです。
鞍上・勝浦騎手もパドトロワの持ち味を出す上手い騎乗でした。開幕週の競馬場の芝はパンパンで、時計が速く前残りのレースになりやすいのはご存知の通りで、それをふまえて勝浦騎手は馬場状態を最大限に生かしたレースをしました。この馬に騎乗するのは昨年の4月以来1年以上ぶりですが、さすがベテランらしい安心感のある手綱さばきを見せてくれました。
注目の1番人気馬ドリームバレンチノは7着まで。理想的な位置取りでレースの内容に全く問題はなかったと思いますが、直線で自慢の脚がはじけないまま終わりました。敗因として考えられるのはやはり負担重量。59キロは負担が大きすぎたのでしょう。次走に期待し、現在の好調子を維持してもらいたいと思います。

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