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2013年6月 5日 (水)

ロードカナロアの明るい将来。

先週は東京競馬場で安田記念が行われました。
優勝は昨年の最優秀短距離馬ロードカナロア。見事1番人気に応え、4度目のGⅠ制覇です。
徹底して短距離戦にこだわり圧倒的な強さを見せてきたロードカナロアは、デビュー2戦目、3歳の1月に経験して以来の1600m戦となりましたが、戦前からこの馬ならマイルも楽にこなせるだろうと思っていました。
短距離の1200m戦で活躍する馬のほとんどが、少々かかり気味な感じを上手く折り合いをつけてスピードを生かしたレースをするのに対し、ロードカナロアの場合は道中の折り合い面では全く心配することが無く、さらに年を重ねて大人になり、良い意味で「ズブさ」が少し出てきていました。テンションが上がりすぎる心配がなく、無駄な消耗が無い。もともと高い能力をもつ馬なので、レース前半で楽に追走することさえできれば脚が十分に溜まり、距離など全く問題にしないだろう、そう考えていました。
マイル路線は絶対的なスターホースと呼ばれる存在が意外に多くなく、マイルGⅠで短距離馬が勝つこともあれば、1800~2000あたりで活躍した馬が快勝することもあり、その時々により勝ち馬の傾向が変わっていました。短距離~中距離までの様々なタイプが集まることでレースでも人気が割れがちでしたが、これからはロードカナロアが短距離はもちろん、マイル路線でも王者として人気を集めるでしょう。
あと、今回のレース内容からロードカナロアなら2000mもいけるはず。秋はスプリンターズS、そしてマイルCSが目標だとは思いますが、できれば秋の天皇賞に出走してくれたらかなり面白くなりそうですね。

鞍上の岩田騎手はいまや日本を代表するトップジョッキー。
ですが、いつも気になることがあります。なぜ、追い出したときに手綱を詰めて、ハミをしっかりかけて馬を真っ直ぐ走らせる、これをしないのが不思議でした。あんなに手綱が動いていたら馬にとっても走りづらいのではないかと思います。
今回も外側への斜行により過怠金10万円を課せられた彼は多少苦い思いをしたと思いますが、被害を受けた関係者にとっては「何度かぶつけられて馬がひるんでしまった」ことで、それ以上に納得のいかない悔しさが残るレースとなりました。たった1人の騎手、たった1頭の馬が勝者である競馬において2着以降は全て同じで、負けた事実は騎手や関係者にとって非常に悔しいこと。ただ正々堂々と勝負し、力を出し切ったうえで敗れたのであれば、勝った相手を素直に称えることもできますが、妨害されて力を発揮できずに終わったとなれば悔しさは何倍にも増大します。勝った馬の関係者も、力があるからこそ掴めた勝利のはずなのに、何とも後味の悪い思いをすることになります。
ほとんどの騎手は、クリーンな騎乗をしたうえで馬を勝たせることに誇りを持っています。騎乗する者、見る者、レースに関わる全ての人が「良いレースだった」と思えるようでありたいですね。

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