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2013年5月 9日 (木)

柴田大知、おめでとう!

晴天に恵まれた今年のゴールデン・ウィーク。5月5日には東京競馬場で、3歳馬のマイルGⅠ・NHKマイルCが行われました。

優勝したのは10番人気馬のマイネルホウオウ
人気馬が先行争いをしたためにペースに緩みはなく、速い流れのまま進んだこのレースは中団もしくは後方待機の馬が上位を独占する結果となりました。
マイネルホウオウは後方2~3番手の追走でしたが、これは流れを読んでいたわけではなく、スタート直後にハミがかからなかったため仕方なくその位置でレースを進めたようです。このことが幸いし、脚を十分にためられたマイネルホウオウは、直線に向いてから仕掛けだすと外から鋭い脚で一気に前を捕らえました。流れが向いた幸運もあったでしょうが、やはり馬に力がなければできません。次の走りも楽しみです。

桜花賞からこのNHKマイルCまで関東馬がGⅠを4連勝、長らく西高東低が続き寂しく思っていた美浦の競馬関係者の意気はいっそう上がることでしょう。
マイネルホウオウ鞍上の柴田大知騎手は、初めてのGⅠレース勝利です。
また通算勝利数200も同時に達成し、一生忘れられない日となったはず。35歳での200勝は、2~3年もあれば軽く100勝を超えてしまうような“乗れる騎手”からしたら遅く感じられるでしょうが、そこに至る前に引退を決意してしまう騎手がどれほど多いことか。僕もダービーを勝った35歳の時は200勝そこそこでした。成績に悩みながら騎手を続ける苦しさはとてもよくわかります。
だから彼のような騎手がGⅠレースを勝って本当に良かった。勝利騎手インタビューでの柴田大騎手は、おさえきれない感情が涙とともにあふれて、その言葉一つ一つが本心からのものということが伝わってきました。レースのことはよく覚えていない・わからないという言葉も、夢中で追っていたのであれば頷けます。冷静にレースを分析し理性的な受け答えをする騎手はカッコいいと僕は思うし、またプロとしては当然の姿勢だとも言えますが、柴田大騎手の人間味あふれるインタビューは聞いていた誰もが祝福し、これからも応援したくなりますよね。こういう騎手の想いも含めて、やっぱり競馬は面白いのだと思います。

このNHKマイルCで、最も上手く乗ったと思ったのは、8番人気で3着に好走したフラムドグロワールの鞍上・横山典騎手です。
6枠12番に入りながら、スタートして2F目にはすでに3・4番手のインにつけていました。前に数頭いて、それを見る形でじっと我慢しながら追走できるあのポジションは、競馬において一番勝つ確率が高いところ。また馬にも、騎手にとってもラクにレースが出来る理想的なポジションです。
その位置をあの枠番から難なく取ることができるのはさすがで(ごく自然に取っているように見えますがそう簡単にはできません)観ていて「勝つのはノリだな」と確信するほど完璧な騎乗でした。たとえ人気があまり高くない馬でも、彼が騎乗することで、何かやってくれるのではないかと期待してしまう。それだけの腕を持つ素晴らしい騎手だと思います。今回は流れが向かなかったために勝利は逃したものの、馬の能力が生かされる良いレースでした。

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