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2013年5月22日 (水)

決してフロックではない勝利

先週は牝馬クラシック2つめのレース、第74回オークスが行われました。
優勝は9番人気のメイショウマンボ。鞍上の武幸四郎騎手はじつに6年半ぶりのGⅠ勝利です。桜花賞では4番人気に支持されながらも10着に敗れ、そこから巻き返して見事、樫の女王の称号を手にしました。
この馬は前々走に桜花賞トライアルのフィリーズレビューを快勝し、それまでも1400mと1600mのレースに出走、好成績をおさめてきましたが、暮れの阪神JFでは10着、そして前走の桜花賞でも10着とGⅠレースでは大敗しています。
そのため「1400、1600mでは好走している(ゆえに適距離と思われる)が、そのベストであるはずの距離でも、GⅠとなると力が足らないのではないか」「適性のある1600mのGⅠレースで二桁着順になるのだから、2400mもの距離を走るオークスでは勝負にならないのでは」メイショウマンボをそう判断した人が多かったのではないでしょうか。それが今回支持を得られなかった理由だと思います。かくいう僕もこの馬を本命に挙げることはできませんでしたが、それでもオークスでの穴馬としてスポーツ紙で推していました。
なぜなら、フィリーズレビューを勝った時の脚がいかにも長距離向きに感じられたから。
牝馬は一瞬の切れる脚を使うタイプがわりと多いのですが、メイショウマンボは溜めて解き放つようなレース運びをせずに、1400m戦にもかかわらず早めに動き出すと、良い脚を長く使って前を差しきりました。このパワーとスタミナあふれる勝ちっぷりから、距離など関係なくオークスでも好勝負できると思ったわけです。そして結果はその通り、力強い走りを見せてくれました。
武幸四郎騎手も2枠3番の内枠を利した良い騎乗でしたね。
とりわけ感心したのが、4コーナーを回ってすぐに進路を外に切りかえたところです。前が空くことを待つのも悪くない手ですが、空かずに脚を残して負ける可能性も低くありません。このレースの流れを読んで瞬時に行動に移した、その素晴らしい判断力。最近の成績には昔ほど勢いがありませんが、こういう大レースで決めてくれるところはさすがです。

1番人気で3着に敗れたデニムアンドルビーは、スタートで出脚がつかずに最後方からの競馬になりました。オークストライアルのフローラSでも差しきり勝ちだったので、手綱をとる内田騎手はそれほど慌てる様子はなくじっくりとレースを進めていました。けれどトライアル戦とGⅠでは出走メンバーも違う上に、開催を重ねて悪くなってゆく馬場で前走と同じような脚が使えるとは限りません。
GⅠレースで1番人気馬ならば中団あたりの位置で競馬をしてほしかったと思います。最後は鋭く伸びてきたことから、もう少し前の位置取りをしたならば好勝負になったのではと思わせる内容でした。

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