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2013年4月17日 (水)

ハイレベルな上位争いを制したものとは?

先週は第73回皐月賞が行われました。
牡馬クラシック、はじめの一冠を制したのはミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気ロゴタイプ。1~4着までが人気通りの決着となりました。

上位人気馬3頭の実力が拮抗していた今回のレースは、何が勝ってもおかしくはありませんでした。その中でなぜロゴタイプが勝てたのか。
それはやはり騎手の腕ではないでしょうか。
もちろん福永騎手(2着エピファネイア)や横山典騎手(3着コディーノ)の技術が未熟だとか、下手な乗り方をしたわけではありません。ただ、上の3頭はスタート後に中団前目につけ、ほぼ同じような位置取りでレースを進めていたのですが、馬がリラックスした状態で追走できたのはロゴタイプだけでした。
コディーノは向正面までひたすらハミを噛み、気負いながら走っていたように見えましたし、エピファネイアは14番枠と外寄りだったために終始外を回り、前に壁を作ることもできずコディーノ以上に力んだ様子でハミを噛みっぱなしでした。この道中の差が最後の伸び脚に響いたのでしょうが、その差を生み出したのがデムーロ騎手の腕です。位置取りの速さ、外へ出していく判断や仕掛けのタイミングも見事でしたが、これはあの場にいる、ある程度経験を重ねた騎手であればできることで、それよりも動きの一つ一つがとにかく巧い。3~4コーナーあたりまで内で脚を溜めて、人気馬3頭のうち2頭が外から仕掛け出した瞬間にその外へ出していったその「馬の出し方」が本当に無理なく無駄もなく、いつの間に外へ出してきていたのか一瞬わからないほど自然な動きでした。天性の才能あってこその技術の高さだと思いました。
しかし日本人騎手も負けてはいません。横山典騎手は、前半にそんな(掛かり気味で多少の消耗があった)状態で走っていたコディーノが最後の直線で思うような脚を使えないのではないかと考えたのでしょう、追い出しのタイミングをできる限り伸ばしていましたね。こういう判断はやはり一流ジョッキーですね。

今回の皐月賞は、ダービーに直結する内容といえます。
ロゴタイプは父ローエングリンとは少しタイプが違い、素直で乗りやすそうで、何といっても折り合いに苦労せずにすむのが強み。また、タフさが要求されるダービーの2400mは底力がないと勝つことができませんが、この馬は展開にあまり左右されずに全能力を出し切ることができるので凡走はまず無いと思います。現時点での完成度や能力のバランスなどから、やはりロゴタイプがダービー馬の最有力候補でしょう。
巻き返すことができるとしたらエピファネイア。問題はただひとつ、皐月賞よりもさらに距離が400m伸びるレースで折り合えるかどうか。そこを克服できれば、最後の直線で世代最強と呼ばれるにふさわしい伸び脚を見せてくれるのではないでしょうか。
あとは皐月賞で4着に入ったカミノタサハラ。仕掛けどころでモタつく場面があり、小回りの中山競馬場では少々分が悪かったような気がします。折り合いに関しては何の問題も無い馬なので、東京競馬場の長い直線なら、早めの追い出しによりこの馬の良さが出ると期待しています。

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