« 4月13・14日の注目馬情報 | トップページ | 4月20・21日の注目馬情報 »

2013年4月10日 (水)

この勝利は共同作業!

まだ冷える日も多い3月が過ぎ、4月に入り春を実感するようになると、日本人には昔から入学や就職など年度替りの意識が根付いているためか、元日とはまた違う「始まりの季節」に胸を膨らませる人が多いでしょう。競馬も同じで、金杯から始まり毎週行われているとはいえ、クラシックをはじめとする春のGⅠシーズン突入のこの時期は何となく新鮮で、浮き立つ気分になりますよね。

毎年その口火を切るのが、阪神競馬場で行われる3歳牝馬のレース、桜花賞。
出走メンバー中で抜けた力や実績をもつ馬がいる場合は1強・一騎打ち・3強などと表しますが、今回は力が拮抗しそのような1~3頭を選ぶのが難しく、激戦が予想されました。
優勝は7番人気アユサン。新馬戦以来の勝利をこの大舞台であげました。
ひと昔前に桜花賞ペースと呼ばれた独特の速い流れはここ数年見られず、今回も速すぎず遅すぎずといった感じで、前方・中団・後方どの馬にも勝つチャンスがあるペースだったと思いますが、上位に入着したのはいずれも中団あるいは後方からレースを進めていた馬でした。低気圧の影響で前日からの強風は依然止まず、まだ若く繊細な牝馬にとっては過酷な状況でのレース。レース前半に前に壁を作れなかった馬は強い風を受けて走ることで体力を奪われたのか、直線に入ってバテてしまった様子でした。
アユサンはスタートそのものが良かったこともあり少し行きたがる素振りを見せたものの、鞍上のC.デムーロ騎手が中団まで下げてじっと我慢させ、上手くなだめながら進めていました。落馬負傷した丸山騎手に替わり急遽アユサンに騎乗することになったC.デムーロ騎手が「直線まで我慢し脚を十分に溜めてから追い出す」との丸山騎手のアドバイスを胸に刻んでその通りの乗り方をした結果がこの勝利です。
丸山騎手はアユサンの性格やクセ、脚質から最善と思われる戦法をデムーロ騎手に余すことなく伝え、馬と自分の想い全てを託しました。騎手であれば、丸山騎手の悔しさはわかります。自分の未熟さ(落馬負傷)への嫌悪感も相当でしょう。頭の中で渦巻く様々な感情をこらえ、馬のために的確な助言をしたクリーンさが印象的でした。デムーロ騎手の腕もさすがで、アユサンの脚を最大限に生かす騎乗をして丸山騎手の想いに応えました。
今年の桜花賞はこの2人が勝利騎手、そう僕は思います。

注目していたトーセンソレイユ
スタートで立ち遅れ、中団につけるのに脚を使ってしまったのか、4コーナーを回るところでは手応えもあやしくいっぱいいっぱいの様子でした。全体的に少しチグハグな競馬になってしまった感じです。7着に終わりましたが、今回のレースぶりがこの馬の実力ではありません。次走は能力が存分に発揮されることを期待しています。

|

« 4月13・14日の注目馬情報 | トップページ | 4月20・21日の注目馬情報 »

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1466872/51174804

この記事へのトラックバック一覧です: この勝利は共同作業!:

« 4月13・14日の注目馬情報 | トップページ | 4月20・21日の注目馬情報 »