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2013年3月13日 (水)

まだまだ予断を許さない桜花賞戦線

先週は阪神競馬場で桜花賞トライアル・第47回フィリーズレビューが行われ、本番につながるようなレースを試みる馬や、賞金不足により出走権を持っていない馬などが様々な想いを抱きつつ激戦を繰り広げました。

本命不在と言われるこの3歳牝馬戦で勝利をおさめ、名乗りをあげたのは3番人気メイショウマンボ。主戦の武幸四郎騎手が騎乗停止中のため川田騎手が代打を務めましたが、騎乗するにあたり武幸騎手にこの馬のクセや特徴を聞いていたらしく、とても初騎乗とは思えない手綱さばきを見せました。デビュー10年目を迎えた川田騎手は、騎乗だけでなく顔つきや話し方にも自信があふれ、心身ともに充実していることがわかります。メイショウマンボの長所を上手く引き出す騎乗でした。
この馬は一瞬の切れは無いものの、追い出してからバテずに良い脚を持続できます。まだまだ幼く身体も完全に出来上がっていない3歳馬ながらタフさも要求されるクラシック戦線では、このような脚を持つ馬が好走するケースが多いです。特にオークスが行われる東京競馬場の直線の長いコースにおいて、この脚はよりいっそう大きな武器となります。
そして何といってもメイショウマンボ最大の長所は、精神力ですね。
馬群に揉まれても全く怯まない根性が素晴らしい。
もともと馬というのはとても臆病で敏感ですが、特に牝馬は繊細ですから、ほんの僅かなプレッシャーでも過剰反応し、リズムを崩して凡走してしまうことが多々あります。ところがメイショウマンボは、後方の位置から仕掛けたときに躊躇することなく真っ直ぐ馬群を割って出てくる「強いレース」をしました。馬の持つ気持ちの強さに、これまで競馬というものを教えてきた鞍上の努力が加わり実を結んだ今回の勝利。桜花賞でも注目の1頭です。

前日の土曜日には、中山競馬場でも桜花賞のトライアル、アネモネSが行われました。
優勝馬は重賞馬クラウンロゼ
前走のフェアリーSでは、人気が無いため(10番人気)きついマークをされずに逃げて残った印象でしたが、今回は人気を背負い、しかもレースぶりを変えてきました。馬群で脚をためて、直線外から前を行く馬たちを捕らえるという今回の内容は、今後を見据えてのことでしょうか。スピードの絶対値が違うために逃げ切って勝った桜花賞馬は過去に何頭もいますが、クラウンロゼは逃げて押し切るのは少し厳しそうな感じ。だからこのレースで変えてきたのではないかと思います。
騎手は実戦を通じて若い馬に競馬を教えるだけでなく、ポジションを変えてレースをし、どの位置ならこの馬がラクに追走できるか、どんな特徴をもっているのか、馬の全能力を発揮するために何戦も消化しながら探ってゆきます。毎回良い結果が出るとは限らないので、凡走してしまう馬も多くいます。
クラウンロゼは、走りを変えてもこうしてきっちりと結果を出してきたところを見ると、前走の重賞勝利は当然といえるかもしれません。今年の3歳牝馬の中でも上位の力を持っている馬です。
ただ依然として大混戦ムード漂う牝馬クラシック戦線。本命馬を決めるにはもう少し考える時間がほしいところですね。

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