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2013年3月

2013年3月31日 (日)

4月6・7日の注目馬情報

注目ランクB
萩原 厩舎
ビーフィットウォー
※中山5-5R・3歳未勝利・芝1600mに出走予定

半兄に重賞で活躍したプリサイスマシーンがいる厩舎縁の血統馬だが、前走のデビュー時は『まだ非力なのでどうか?』という評価。420キロの小柄という事もあり、7番人気と評価は高くなかった。しかし、内々で窮屈になりながらも2着と素質の片鱗は見せて、『次は良いだろう』と思わせる競馬だった。テンションが高く調整が難しい上に、脚元に不安が出て一旦放牧。更に帰厩した時にもアクシデントがありココまで延びてしまったが、3月に入りようやく順調に調教ができる様になり態勢は整った。今の未勝利では能力上位、無事に輸送をクリアして競馬場にたどり着ければ、好勝負になりそうだ。

注目ランクB
音無 厩舎
クリソライト
※阪神5-6R・3歳500万下・ダ1800mに出走予定

本来であれば、オープン特別の伏竜Sに使っていなくてはならない馬。昨年暮れの時点では『交流GⅠを獲る』という話だったことを思い起こせば、いまだ500万でウロついている現状は正直情けないところ。しかし、どの競馬も内容的には勝ちに等しいものであり、一言、勝ち運がないだけ。ジックリ立て直して臨む今回は、鞍上シュタルケで必勝態勢という話。そのシュタルケもチョッとしたワケあってコレは落とせないと思っているらしい。

注目ランクMM
田中清 厩舎
セコンドピアット
※中山5-9R・野島崎特別・芝1800mに出走予定

大外枠から勝ちに動いた前走は、完全に展開のアヤによる敗戦。後続の目標にされてしまった感は強く、間違いなく最強の競馬をしたのはこの馬だった。その前走で手応えを掴んだ石橋脩も、今回の騎乗を楽しみにしているとのこと。牝馬限定戦ならいつでも勝てるレベルの馬。今度こそ決めたいところだろう。

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2013年3月28日 (木)

完勝は馬の力だけではできなかったこと。

先週は中京競馬場で第43回高松宮記念が行われました。
優勝はロードカナロア。単勝1.3倍という圧倒的な人気を背に、2着馬に1馬身1/4差をつける完勝で、短距離王者の力を見せつけました。
スタートこそ出負けしたものの、鞍上の岩田騎手は焦らず中団待機。ロードカナロアは鞍上の指示を待ってその場で我慢できるところが強みで、じっと我慢を重ね、そして溜めた分だけ最後に伸びてくれます。切れ味など地力があるのはもちろんですが、強い馬が持つこの「賢さ」こそがロードカナロアの一番の武器です。
騎手にとっては安心して手綱をとることができる一流馬だと思います。

岩田騎手の活躍については今さら語る必要がありませんが、トップレベルの競走馬に乗り慣れている彼は「強い馬の力」というものを知っているために、レースで少々の不利があったとしても焦りを全く感じさせない騎乗をしますね。
大舞台での騎乗経験が少ない騎手や、プレッシャーに弱く緊張しやすい騎手などはGⅠレースで単勝1.3倍の馬に乗ろうものなら、身体も頭もガチガチになってしまいます。どんなベテラン騎手でも緊張はしますが、この場合、それとはまた違うタイプのもので、ちょっとしたことが引き金となってテンパってしまい、軽いパニック状態に陥る恐れがあります。もし出負けでもしようものなら、慌てて手綱をしごき、自分の理想とするポジションまで無理に上げていこうとするでしょう。そして馬のリズムを狂わせてしまい、お互いの意思の疎通もうまくいかないまま、直線の伸びを欠いて勝ちきれずに終わることも。
その点、岩田騎手は百戦錬磨のつわもの。もともと肝が据わっているからこそこれだけの実績をあげてきたのでしょうが、その性格に多くの経験が加わったおかげで、どんな状況になっても対応が早く、スムーズなレース運びができます。
24日の中京競馬全12Rの優勝騎手を見ると、岩田騎手が5勝、今月JRAに移籍したばかりの戸崎騎手が4勝、武豊騎手が2勝、そして川田騎手の1勝と、たった4人の騎手しか勝っていません。戸崎騎手もかなり近いうちに、岩田騎手のように人気馬に騎乗しGⅠレースを勝ちまくることになりそうですが、この2人の勢いに負けずに他の騎手が奮起してくれることも期待しています。

2着馬は2番人気ドリームバレンチノ
鞍上の松山騎手は、ロードカナロア(6枠11番)の1つ外側の枠(6枠12番)を生かし、これを見る位置で騎乗していました。大本命馬が隣の場合、その後ろでジッとしていられる利点があります。どの馬も目標としているロードカナロアを最も自然な形でマークできるので、他馬の動きを気にする必要がなく、楽にレースを進められます。松山騎手にとっては非常に乗りやすいレースで、3着馬とは僅かハナ差でしたが、2番人気馬に跨る騎手として最低限の仕事はできたでしょう。
1つだけ、まだまだ若いと感じた乗り方がありました。
それは4コーナーから直線へ向かうとき。内側にいる馬をもう少し締めていってコーナーを回るようにすれば、ロードカナロアの進路はあれほどポッカリと空くことは無かったのかもしれません。自分の馬の能力を最大限に引き出し勝たせること以外に、「強い馬に楽な競馬をさせない」というのも騎手には求められます。アンフェアな騎乗という意味ではなく、あくまで戦法として、周囲の動きを見て瞬時にどうしたらどうなるかを予測し、動く。
強い馬が楽な競馬をさせてもらえない=自分の騎乗馬にもプラスになるので、若い騎手はそういうことを常に考えながら騎乗して、次につなげてほしいと思います。

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2013年3月24日 (日)

3月30・31日の注目馬情報

注目ランクB
菊川 厩舎
クラウンマイスター
※中山3-5R・3歳未勝利・芝1800mに出走予定

デビュー戦で後塵を排したサクラプレジールはその後にフラワーCを勝ち重賞ウイナーに。2戦目に負けたバロンドゥフォールは先日MK氏からの勝負情報にて的中をお届けしたレースで勝ち上がり既に2勝馬。ココ2戦は相手が悪すぎたと言える。「前走は速いペースで飛ばして、2着とはいえ渋太いところは見せました。厳しい競馬の後だったので、間を開けて十分に疲れをとりました。来週ビシッとやれば仕上がると思いますので、今度こそ決めたいですね」と陣営。鞍上は、最近特にこの馬主さんの所有馬で活躍している三浦騎手を予定している。

注目ランクMM
藤沢和 厩舎
マンインザムーン
※中山3-9R・山吹賞・芝2200mに出走予定

新馬戦がかなり時計の遅い決着だったことから、「時計が速くなってどうか?」と訝しがる向きもあった2戦目の前走だったが、終わってみれば難なく対応、余裕たっぷりの競馬で勝ち上がりを決めてみせた。この内容で一気に評価が上がっており、ここ昇級戦でも「連勝まである!」と一部は盛り上がっているとのこと。不作が囁かれるチチカステナンゴ産駒にあって、「最初の大物候補」という声もあるだけに、ココは父の名声を高めるためにも好結果が期待される。

注目ランクB
相沢 厩舎
タマブラックホール
※中山4-9R・春風S・ダ1200mに出走予定

クビ差勝利を逃したものの、昇級一発目でメドを立てるあたり、やはり完全に本格化の様相。一時は調子を崩していた時期もあったが、中山ダ1200mという適条件を見つけたことも重なり、ココに来て完全に立ち直っている。「シルクフォーチュンのようなダート短距離の一流の追い込み馬に育てたい」とは調教師の話。鞍上もこの馬は完全に手の内に入れており、この一戦をかなり楽しみにしているそうだ。

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2013年3月20日 (水)

勝ち馬はもちろん、本番の穴馬候補も…

先週は最後の皐月賞トライアル・スプリングSが行われ、朝日杯FSを制したロゴタイプが優勝。2歳王者の名にふさわしい堂々とした走りで皐月賞へと弾みをつけました。 レースを見て思ったのが、この馬の長所はスタートとダッシュ力だということです。
ゲートを出るときのタイミングやスピードは文句なし、さらに二の脚(ダッシュ)もきくため、理想的な位置をとりやすい。これはレースにおいてじつに強い武器となります。
騎手はレース前に自分のするべき競馬をある程度は頭に描いて、勝つための策を用意しておきますが、いざゲートが開くと思うように進めないことも多いです。その点ロゴタイプは、スタートダッシュの良さを生かして、騎手にとってイメージどおりの展開に持ち込みやすいような気がします。
レースは向正面から3頭が行き、誰も引かずに併走状態。ロゴタイプはそこから2~3馬身離れてポツンと4番手の位置をとり、そこで折り合いをつけると、あとは後ろから来る馬の脚いろを考えながら騎乗するだけです。この馬にとっては(前が争ってくれた)展開が味方した理想的な流れですが、こう楽々とベストポジションがとれたのも、スタートがスムーズだったことが大きいでしょう。たとえ見た目には同じ4番手であっても、押して前につけるのと、スッと抑えるのとでは馬にかかる負担がだいぶ違ってきます。今回は本当に無理なく無駄なくレースを進められました。
ただ、仕掛けどころが少し意外でしたね。
前で競る3頭は考える必要が無く、後ろから来る馬だけを警戒していればよいあの位置にいられるなら、普通であれば動くのは後続馬が迫ってきてからでも遅くなく、むしろそれを待って仕掛けるものです。しかしC.デムーロ騎手はまだ周りが動き出していないにもかかわらず3~4コーナーあたりで自ら動いていき、前を行く3頭の外に並びかけ、直線に向くと一気に追い出しました。これは仕掛けが早いのでは、とも思いましたが2着馬に1馬身1/2をつけての完勝。後続の脚を封じる、強さをアピールする勝利でした。押し切る自信がなければあのように動けません。C.デムーロ騎手はこの馬の脚をよく知っているのだと思います。
全ての皐月賞トライアルレースを見る限りでは、やはり実績も走りもロゴタイプが一歩リードしている状態で、本番での最有力候補は間違いありません。

次に期待したいと思わせたのが3着に入ったマイネルホウオウです。
中山1800mで枠順は外から2番目の15番枠。1コーナーまでの距離が短いために、どうしても外々を回らされてしまいます。それでも鞍上の柴田大知騎手は上手にコントロールし、外枠ながらロスを最小限に抑えてこの馬の持ち味である「溜めれば伸びる脚」を生かす好騎乗で3着まで持ってきました。
皐月賞では1ハロン長い2000mになり、GⅠともなれば流れが速くなるでしょう。マイネルホウオウの末脚が存分に発揮されれば、あっといわせる結果となる可能性もあります。
柴田大知騎手は昨年、コスモオオゾラで弥生賞を勝ち皐月賞制覇が期待されていたのですが残念ながら叶いませんでした。僕の個人的な感情なのですが、柴田大知騎手には、ぜひ平場のGⅠレースを勝ってほしいですね。

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2013年3月17日 (日)

3月23・24日の注目馬情報

3月23・24日の注目馬情報
注目ランクMM
菊川 厩舎
フジマサエンペラー
※中山2-10R・常総特別・芝2000mに出走予定

自己条件で期待した前走だが、出遅れて終始シンガリのまま全く見せ場なく惨敗。ディープブリランテの回避により、除外対象だった菊花賞に出走できてしまったことを嘆く声も当時の厩舎にはあったが、そのツケはあまりにも大きかった様だ。その後は放牧に出し、時間をかけてジックリと立て直した。2週続けて田中勝騎手が調教に跨り、確実に調子を上げて来ているとの報告。東京コース向きではあるが、3走前にムスカテールの2着という実績が示す通り、現級では力上位の存在。復帰戦から目が離せない。

注目ランクMM
橋田 厩舎
スズカホープ
※阪神2-4R・障害未勝利戦・ダ2970mに出走予定

来週、10頭くらい使う予定の橋田厩舎。半分くらいが人気に推されるであろうイイ馬が揃っているらしいのだが、その中でも「一番狙えるのはコレじゃないか?」と厩舎精通の筋からプッシュが入ったのがこの馬。今回が初障害となるのだが、騎乗する北沢がエラく自信を持っているらしい。取捨が難しい初障害馬だけに、手頃な人気も予想される。馬券的にはイキナリのココが面白い。

注目ランクB
古賀慎 厩舎
ロジプリンセス
※中山1-9R・ミモザ賞・芝2000mに出走予定

セントライト記念3着のダノンジェラートを兄に持つ良血馬。日増しに評価が高まり、新馬戦当週には「まず負けないだろう」とさえ言われていた。レースでも評判に違わぬ勝ちっぷりを披露、「このまま無事に行って欲しい」というレース後の発言が、周辺関係者の総意だろう。ジックリ間隔を取って臨む2戦目、試金石ではあるが、そのレース振りに注目したい。

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2013年3月13日 (水)

まだまだ予断を許さない桜花賞戦線

先週は阪神競馬場で桜花賞トライアル・第47回フィリーズレビューが行われ、本番につながるようなレースを試みる馬や、賞金不足により出走権を持っていない馬などが様々な想いを抱きつつ激戦を繰り広げました。

本命不在と言われるこの3歳牝馬戦で勝利をおさめ、名乗りをあげたのは3番人気メイショウマンボ。主戦の武幸四郎騎手が騎乗停止中のため川田騎手が代打を務めましたが、騎乗するにあたり武幸騎手にこの馬のクセや特徴を聞いていたらしく、とても初騎乗とは思えない手綱さばきを見せました。デビュー10年目を迎えた川田騎手は、騎乗だけでなく顔つきや話し方にも自信があふれ、心身ともに充実していることがわかります。メイショウマンボの長所を上手く引き出す騎乗でした。
この馬は一瞬の切れは無いものの、追い出してからバテずに良い脚を持続できます。まだまだ幼く身体も完全に出来上がっていない3歳馬ながらタフさも要求されるクラシック戦線では、このような脚を持つ馬が好走するケースが多いです。特にオークスが行われる東京競馬場の直線の長いコースにおいて、この脚はよりいっそう大きな武器となります。
そして何といってもメイショウマンボ最大の長所は、精神力ですね。
馬群に揉まれても全く怯まない根性が素晴らしい。
もともと馬というのはとても臆病で敏感ですが、特に牝馬は繊細ですから、ほんの僅かなプレッシャーでも過剰反応し、リズムを崩して凡走してしまうことが多々あります。ところがメイショウマンボは、後方の位置から仕掛けたときに躊躇することなく真っ直ぐ馬群を割って出てくる「強いレース」をしました。馬の持つ気持ちの強さに、これまで競馬というものを教えてきた鞍上の努力が加わり実を結んだ今回の勝利。桜花賞でも注目の1頭です。

前日の土曜日には、中山競馬場でも桜花賞のトライアル、アネモネSが行われました。
優勝馬は重賞馬クラウンロゼ
前走のフェアリーSでは、人気が無いため(10番人気)きついマークをされずに逃げて残った印象でしたが、今回は人気を背負い、しかもレースぶりを変えてきました。馬群で脚をためて、直線外から前を行く馬たちを捕らえるという今回の内容は、今後を見据えてのことでしょうか。スピードの絶対値が違うために逃げ切って勝った桜花賞馬は過去に何頭もいますが、クラウンロゼは逃げて押し切るのは少し厳しそうな感じ。だからこのレースで変えてきたのではないかと思います。
騎手は実戦を通じて若い馬に競馬を教えるだけでなく、ポジションを変えてレースをし、どの位置ならこの馬がラクに追走できるか、どんな特徴をもっているのか、馬の全能力を発揮するために何戦も消化しながら探ってゆきます。毎回良い結果が出るとは限らないので、凡走してしまう馬も多くいます。
クラウンロゼは、走りを変えてもこうしてきっちりと結果を出してきたところを見ると、前走の重賞勝利は当然といえるかもしれません。今年の3歳牝馬の中でも上位の力を持っている馬です。
ただ依然として大混戦ムード漂う牝馬クラシック戦線。本命馬を決めるにはもう少し考える時間がほしいところですね。

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2013年3月10日 (日)

3月16・17日の注目馬情報

注目ランクMM
久保田 厩舎
ドロ
※中山7-8R・4歳上500万下・ダ1200mに出走予定

去勢明けで初ブリンカーの前走だったが、道中難しい面を出してながら内で包まれてしまうという苦しい展開で6着と案外の結果に終わった。しかし、この中間も厩舎サイドにトーン落ちは見られない。「見た目は仕上がっていましたが、中身は久々という感じでしたね。この中間はガラっと良くなり、一度使って見違えるほど。デキさえ戻ればこのクラスでは力が上だし、本来の好位での競馬ができると思います」という話。鞍上は横山典騎手を予定、実力馬の復活もありそうだ。

注目ランクB
新開 厩舎
ソルデマーヨ
※中山8-8R・4歳上500万下・ダ1800mに出走予定

音無厩舎から東の新開厩舎へ。しかも、2年ぶりの休養明けとあっては狙いづらかっただろう前走だったが、厩舎サイドは密かに色気を持っており、本社情報でも本命公開から7万1550円の大的中をお届けした。その当時から「ヒョッとしたらバケるかもしれない」と厩舎サイドは話しており、まだまだ出世が見込める逸材。反動の有無は直前まで見極める必要があるものの、引き続き注目であることは間違いない。

注目ランクB
松田国 厩舎
ブロードソード
※阪神7-7R・3歳500万下・ダ1800mに出走予定

中京で行われた沈丁花賞にも登録していたのだが、「輸送明けの中1週なので、万全を期しました」と回避、スライドしてこのレース出走を決めたそうだ。今回の鞍上はシュタルケを予定しているとのこと。大幅鞍上強化で勝ちに来ている。厩舎サイドでも「コレは大成させたい」と意気込んでいる期待馬。落とせない一戦となりそうだ。

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2013年3月 6日 (水)

勝因、敗因、それぞれが本番に繋がる。

先週の中山メインは第50回弥生賞。このレースの歴代優勝馬を見ると、今も語り継がれる名がずらりと並び圧倒されるほどです。3歳牡馬クラシックに直結するこのトライアル戦は絶対に見逃せません。
1番人気に推された関西馬エピファネイアは単勝2.3倍。名牝シーザリオを母にもち、出世レースと呼ばれるラジオNIKKEI杯を3連勝で制した超良血馬です。対する東のコディーノは単勝2.6倍の2番人気でしたが、こちらも重賞2勝、GⅠの朝日杯FS2着と同世代の中でもトップレベルの実績馬と、今年は東西からそれぞれ大将格が出走し、完全に2強対決の様相を呈していました。
そのレース、エピファネイアは大外枠(12頭中12番枠)だったためか、道中は一度も壁を作れずに掛かりっぱなしで折り合いがつかないまま進み、直線で伸びを欠いていました。結果は4着。主戦である福永騎手が騎乗停止中なので、今回は代打としてビュイック騎手が手綱をとりましたが、やはり乗り慣れていないことが大きかったようです。本番・皐月賞は福永騎手が乗り、枠順も変わるでしょうから、上手く前に壁を作っていつもの強い競馬をしてくれるのではないでしょうか。
コディーノは3着。エピファネイアとは反対に内側の枠(3枠3番)だった上に、鞍上・横山典騎手の絶妙な位置取りにより十分に脚をためることができて、良い雰囲気で進められました。直線でほんの少し窮屈そうな場面も見られましたが、伸びは上々。プラス8キロ(の馬体重増)と、仕上がりにも陣営の先を見据えた余裕を感じます。皐月賞できっちりと仕上げてくれば、今回以上の着順にくるでしょうね。

さて今年の弥生賞の優勝馬、カミノタサハラ
父と比べるとずいぶん大型の510キロを超す馬体ながら、いかにもディープインパクト産駒らしく素質を感じさせる伸びやかな走りを見せました。
また、馬に能力があることはもちろんですが、やはり鞍上の内田騎手の手綱さばきなくしてはこの勝利は掴めなかったのではないでしょうか。
馬がズブイのか又は反応が良くないタイプなのかはわかりませんが、内田騎手は他の騎手よりも早めに仕掛けだして、馬に対し徐々にエンジンをかけていきました。カミノタサハラの走りを見る限り、スパッと切れる脚はあまり持っていないようですが、追い出してから脚を長く使えるタイプなので、この乗り方は、馬の長所を最大限に引き出すものでした。
皐月賞はペースが速くなり前半1000m通過が1分を切ると予想できるので、この馬は楽に追走ができ、余裕をもって追い出すことができるのでは。
1日ごとに変わってゆく伸び盛りの3歳馬、これからの1ヶ月あまりでカミノタサハラがどれだけ成長するのか。当日が待ち遠しいですね。

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2013年3月 3日 (日)

3月9・10日の注目馬情報

注目ランクMM
鈴木伸 厩舎
ニシノニカ
※中山5-3R・3歳未勝利牝・ダ1200mに出走予定

福島でデビューして5着、その後札幌に転戦して3着。勝ち上がるのは時間の問題だと思われたところで不安が出てしまい、長期休養を余儀なくされた。既に1月には美浦に戻って来ていたのだが、なかなか順調に運ばず思いのほか時間が掛ってしまった。しかし、ココに来てようやく仕上がってきた様子で出走してくる気配。デビュー前から厩舎が絶賛していた逸材、最終的には当週の状態を見極めてからになりそうだが、次の保障がないタイプだけに一発勝負の感は強い。出走してくるようなら要注目だろう。

注目ランクB
田中清 厩舎
マイネルメダリスト
※中山5-10R・サンシャインS・芝2500mに出走予定

一時は体調を崩していたのだが、その状態でも大崩れしなかったように長距離での安定感と地力の高さは明らか。2走前くらいから徐々に上向きと聞いており、1000万突破、1600万下2着と勢いに乗っているのも当然の話と言える。早くもクラスにメドを立てたところで臨むハンデ戦。さすがに楽な斤量にはならないだろうが、使うごとに良化している今ならば、克服する可能性は高そうだ。

注目ランクB
藤原英 厩舎
ブランクヴァース
※中京2-10R・熊野特別・芝2200mに出走予定

休養明け2戦してともに2着。惜しい競馬が続いているが、どちらも内容的には最強の競馬をしており、500万クラスでは完全に地力上位。厩舎サイドも「もっと上を目指せる馬」と評価しており、そろそろこのクラスは何とかしなければならないところ。今回も鮫島良が乗る予定らしいが、前走の騎乗で手応えは掴んでいるはず。今度は決めなければならない。

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