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2013年2月13日 (水)

次への課題が見つかった共同通信杯

先週は第47回共同通信杯が行われました。ナリタブライアンなど、後に名馬と呼ばれた馬を多数輩出しているこのレースで好走すれば、今年のクラシック戦線で注目を浴びるのは必至、見逃せない一戦でした。
1番人気に支持されたのは重賞(札幌2歳S)2着の実績を持つラウンドワールドでした。鞍上の岩田騎手の手綱さばきにも期待が寄せられましたが、スタートで出遅れたのが大きく響いて結果は4着。出遅れに関しては「前走から重心が後ろに残るようになっている」そうで、一度こういうクセがついてしまうと、直すのが少し大変です。
また、スタートで後手を踏むことにより必然的に後方からのレースになりますが、その場合、速い流れになって差し馬に向く展開になるか、他馬のペースなど関係ないと言えるほどの鋭い決め手を馬が持っているのでない限り、勝ちきることは難しいです。
ラウンドワールドはこれまでの実績に加え、今回のように、良いとは言えない内容でも4着にくる力があるため、次に出走するときも人気を集めるでしょうが、馬券的にはとても取捨が難しい馬だと思います。

優勝馬は4番人気メイケイペガスター
この馬は気性的に折り合いが難しく、こういうタイプはゲートをそっと出し、なるべく刺激しないよう、馬を怒らせることがないように神経を遣い騎乗します。それでも中には、レースの流れを嫌い、我慢できずに行ってしまう馬もいます。
メイケイペガスターはその点、鞍上の横山典騎手がとても上手になだめていましたね。
ただレースを観ていると、横山典騎手が細心の注意を払ってゲートを静かに出ても、馬がハミを噛んで行きたがる素振りはありました。この手の馬は、落ち着いて競馬ができる後方に位置するのが良く、おそらく横山典騎手はもう少し後ろから行く予定だったのではないかと思います。スタート直後は中団あたりで折り合おうかという流れでしたが、そこから気負った感じになり3番手まで上がってしまいました。
しかし、抵抗はそこまで。
あの位置でしっかり馬をなだめられたのは、確実に横山典騎手の腕であり、こういうのが上手にできない騎手だと、抑えきれずに一気にハナまで行ってしまうこともあります。
また上手下手関係なく、馬がかかってしまったときは、鞍上と馬があまり喧嘩しすぎると「引っ張り殺してしまう」恐れがあり、限界だと判断した騎手が折れて手綱をゆるしハナまで行くパターンもよく見られます。
パワーがある証とも言えますが、やはり最後の伸びにつなげるためには、行きたがる馬をジッと抑えて脚を溜めておかなければなりません。騎手は自分の持つ技術を駆使して馬の能力を生かすのが仕事。横山典騎手は、きっちりとプロの仕事をしました。

とても強い勝ち方だったメイケイペガスターですが、今後フルゲートでもまれてしまったときに、出走頭数が10頭と手頃だった今回のように良い感じでレースを進められるかどうか、そこが騎手の腕の見せどころ。どんなレースを見せてくれるのか楽しみにしています。

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