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2012年10月 3日 (水)

スプリンターズSのレース回顧

いよいよ秋のG1シーズン、開幕です。その第1弾スプリンターズSが行われた9月30日は、台風17号の影響で阪神競馬は翌日に延期、関東も夜には暴風雨に見舞われましたが、中山のレースに支障はなく、晴れた良馬場で迎えることができました。
優勝は2番人気ロードカナロア
開催週金曜日のニッカンスポーツ紙上で僕は本命に挙げていたので、今回の勝利はとても嬉しいですね。岩田騎手は前走セントウルSに続き2度目の騎乗でしたが、前走の敗因をしっかりと心に留め、同じミスは絶対にしないという意気込みが感じられました。
「どんな乗り方をしても勝てるはず」と考えているような強気の騎乗をして、少々早仕掛けになり、武豊騎手騎乗のエピセアロームに足元をすくわれましたが、今回はどっしりと構えて脚をためるだけためて直線で一気に解放。素晴らしい脚を使い、見事G1勝利を挙げました。
前が競って予想以上のハイペースを作り上げてくれたおかげで、差し馬にとっては理想的な流れ。ただ、展開が向いたとはいえ勝ち時計1分06秒7(レコード)は立派です。これまで11戦し[6-4-1-0]と競走馬として優秀すぎるほどの成績からもわかるとおり、かなり力がありますね。勝つべくして勝ったという感じです。
このレース、岩田騎手はとても乗りやすかったのではないでしょうか。
なぜなら1番人気カレンチャンが1つおいた隣の枠に入り、その動きを見ながらレースができたからです。どのレースでも、脚質が似ている本命馬がすぐそばにいるというのは騎手にしてみたら最も乗りやすく、自分が相手の外側にいられるのなら尚更です。他馬の動きを気にすることなく、カレンチャンだけを目標にレースを進められ、岩田騎手には非常にラクなレース展開でした。

逆に、ロードカナロアに目標とされたカレンチャンはキツかったと思います。実績ナンバー1のカレンチャンはマークされる立場であり、自力でレースを作らなくてはいけないのですから。鞍上の池添騎手は、僅かなミスすら許されない気持ちだったと思います。しかしそこは3冠ジョッキー&スプリント女王、好位から自ら動いていき完全な勝ちパターンに持ち込みました。申し分のない騎乗です。現役のスプリント女王として、その貫禄を示すには十分な内容だったと思います。ただ、今回はロードカナロアの成長力と、勝つための戦略が上回りました。
前走は馬体重が明らかに重くいかにも動きにくそうでしたが、スプリンターズSに合わせてしっかりと身体を作ってきました。ここまで完璧に仕上げてくる安田隆調教師の腕はさすがですね。同厩馬によるワンツーフィニッシュで、厩舎はいっそう活気あふれるものとなるでしょう。

最後に、3着ドリームバレンチノについても触れておかなければなりません。当日9番人気という低評価はハッキリ意外でした。関西から入ってきた話では、相当イイということでしたから。前走の敗因が明確であり、今回は主戦の松山騎手がかなり手応えを感じていたとのこと。コチラにいる関係者の間でもチョッとしたウワサになっていたんですよ。
直線で少し捌くのに苦労したのは惜しかったですね。あれがなければカレンチャンを交わしていたことでしょう。あまり世間的には伝えられていなかったようですが、それができるだけの能力とデキ、今回は走れる態勢が整っていました。いい馬券になりましたね。

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