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2012年10月10日 (水)

毎日王冠&凱旋門賞のレース回顧

秋の東京開催がスタートしました。
先週のメインレースは毎日王冠。3週間後の天皇賞・秋を目指す馬がステップレースとして出走してきましたが、今年はまるでG1レースのような豪華なメンバーが揃いました。
G1ホースが6頭いる中、堂々の1番人気に支持されたのは、5ヶ月ぶりの出走となる3歳馬カレンブラックヒル。これまで4戦4勝、春にNHKマイルカップを勝っているとはいえ古馬に混じっての1番人気ですからたいしたものです。もともとの能力の高さに加え、夏を越してからの状態が良かったことが、今回の期待へとつながったのでしょう。
レースでは好スタートを決めると3番手で折り合いをつけ追走、前が飛ばす中を、鞍上の秋山騎手は少しも動じることなく(無理についていこうとせず)離れて騎乗していました。3、4コーナーで僅かに手応えが怪しくなったものの、直線を向くと再加速して前を行く馬をあっさりと捕らえ、後続の追撃も封じる完勝。内容は文句なし、強いのひと言です。
カレンブラックヒルは、騎手にとって実に乗りやすそうですね。鞍上の意思を理解し、周りの動きに惑わされず自分のペースを崩さずに走る、非常に賢い馬だと思います。
さらに距離が延びる次走の天皇賞でも、目が離せない1頭になりそうです。

それにしても、今回の秋山騎手は慌てる様子もなく、とても落ち着いた騎乗をしていましたね。デビューから10数年、ずっと好成績を維持し、最低でも30勝以上、2006年には73勝もの勝ち星を挙げている彼のG1初勝利は、カレンブラックヒルのNHKマイルカップでした。以前から腕もセンスも抜群でしたが、今年G1レースを勝ったことで自信がつき、ますますその良さが磨かれたように思います。騎乗フォームがとても綺麗で、僕が好きな騎手の1人です。腕が確かで美しい騎乗、こういう騎手が増えたら競馬はもっと面白くなると思いますよ。

その毎日王冠が行われた日曜日の夜、フランス・ロンシャン競馬場で凱旋門賞が行われ、日本の誇る三冠馬オルフェーヴルが、快勝した前走フォワ賞に続きスミヨン騎手を鞍上に迎え出走しました。
枠番は大外。凱旋門賞を2勝しているスミヨン騎手が、この枠に入ったオルフェーヴルにどう乗るのかということに最も注目しながら観ていました。
スタート後、徐々にポジションを下げ、折り合いの難しいオルフェーヴルを内側に入れて壁を作る完璧といえる騎乗をしたことは、さすが世界の一流騎手としか言いようがありません。
直線で外から伸びてあっという間に前を抜き去った脚は、オルフェーヴルの強さ・凄さを世界中に知らしめるもので、残り300mで先頭に立ったときの勢いは、2着馬に一体どれだけの差を付けて勝つのか!?と思うほどでした。残念ながら内で脚をためていたペリエ騎手騎乗のソレミアに差されてしまい、結果は2着。
先頭に立つのが早かったために意識が逸れてしまったことが敗因と言われますが、仕掛けてから一瞬で、他馬を置いていってしまうほどの脚を使えるオルフェーヴルに対し、その強さをあらためて感じました。次はどんなレースを見せてくれるのか楽しみにしています。

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