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2012年9月 5日 (水)

新潟記念のレース回顧

夏の新潟開催が終わりました。
今年は秋にも新潟開催が行われますが、重賞は先週の新潟記念でラストですね。
優勝は大野騎手騎乗のトランスワープ
前走の函館記念に続く重賞勝利を挙げ、2012年のサマー2000シリーズ王者に輝きました。もともとデビュー時から成績は悪くない馬でしたが、1年半の 休養から復帰した昨年夏以降さらに本格化し、好走を続けていました。キャリアは20戦と7歳馬にしては少なく、馬がとても若くて元気なので、秋以降も楽し みです。
前半1000m通過の60.4秒という数字は過去2年と比較してもほぼ変わらないものの、上がりが速くてレースの上がりは33.1秒。そんな中トランス ワープはメンバー最速の上がり32.3秒の脚を使い、中団から差し切りました。出走した18頭中10頭が32秒台ということからも馬場状態の良さがわかり ますが、いくら毎年馬場が良い新潟競馬場とはいえ最終週でこれほどの時計が出るのはちょっと珍しい。やはり8月にほとんど雨が降らなかったことが影響して いますね。

鞍上の大野騎手も良かった。
函館記念では、それまでが2~3番手など前々で競馬をしていたため当然そのつもりだったのが、周りの流れにより自然と中団のポジションになってしまい、 「思い通りの位置取りができず少し焦った」とのこと(とはいうものの騎乗はじつに落ち着いたもの)でしたが、それでも予想外の展開にも動じることのない大 野騎手の腹の据わった騎乗とロスの無いコース取りで快勝。それでこの馬はこういう競馬もできるんだと気付いたのでしょう。
この新潟記念での大野騎手は、最初から中団で追走すると決めて乗っていたように思います。前回の走りをしっかり頭と身体に叩き込み、馬を信じてどっしり構 えて乗る。前走の経験を活かした見事な騎乗でした。こういうレースを観ると、次につながるという意味では、(もちろん乗り替わるには事情や理由があります が)あまり頻繁に鞍上が替わらないほうが良いのかなと思います。

2着はタッチミーノット
好スタートを切り、前へ行きたい馬を行かせたあとに3番手をがっちりキープし、上手に流れに乗り追走していました。直線では内から抜け出し伸びてきましたが、勝ち馬に外からの強襲を受けて2着。理想的なレース運びで敗れたことは仕方ないという他ありません。
鞍上の横山典騎手は前日の土曜日に札幌2歳Sを制していますが、そのときもスタートで馬を出していき、すぐに折り合いをつけて好位を取りに行く乗り方をし ました。この一貫した姿勢は見ていてとても気持ちが良いもので、今さらながらその上手さに見惚れてしまいました。新潟記念と札幌2歳S、この2つのレース は、どちらも横山典騎手がレースの「核」だったように感じます。ファンにとって信頼できる、本当に心強い存在ですね。

どんなレースをしてくれるのか、楽しみにしていたトーセンラーは、伸びかけたんですが伸び切れず7着。飛んでくれませんでしたね。左回りに関しては恐らく 問題なく見えました。結果的には上がりが速過ぎたと言うことかもしれません。夏場を使ってきた事がどれだけ影響するかはわかりませんが、次の競馬でも改め て注目してみたいところです。

今回のこのレース、鮮やかな勝利を飾ったトランスワープの秋は楽しみですが、この結果は先々の能力比較には当てはまらないと思います。まさに「ここだけの」結果、こういうレースがたまにあるので今後のために気を付けたいですね。

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