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2012年8月 9日 (木)

レパードSのレース回顧

真夏の新潟競馬2連続開催もあっという間に半分を終えました。
先週日曜日のメインレースはダートの重賞・レパードS。今年で4回目とまだ歴史は浅いものの、クラシックとは違うダート路線を進む3歳馬にとっては、価値あるものです。
ジャパンダートダービーやユニコーンSなどの3歳重賞を経て出走してきた実績馬と、夏になりグングン成長し好調子の馬が白熱の戦いを繰り広げる、難しくも面白いレース。
また馬だけでなく、昨年(優勝したボレアスに騎乗の)武豊騎手が来場し大いに盛り上がったように、普段は札幌や小倉を主戦場にするため新潟競馬場で騎乗する機会が少ない関西の人気ジョッキーが見られるとあって、ファンにとっても、レパードSは出来て良かった重賞レースだと思います。

今年の優勝馬は、ジャパンダートダービー5着の実績から2番人気に支持されたホッコータルマエ。7枠12番の外めの枠でしたが、鞍上の幸騎手はスタート後すぐに数度の出鞭で馬に気合を入れて前へつけ、その後の1コーナーをスムーズに回りました。ここが上手い。本当に彼はソツのない騎乗をします。流れも位置取りも理想的で、これで負けたら相手を褒める以外にないというレース運びでした。
幸騎手は、端正な顔立ちと穏やかな雰囲気でファンから熱い支持を得ている関西リーディング上位常連の人気騎手。実際に会って話してみても柔らかい物腰の温厚な青年で、僕も彼にはかなり好感を持っています。JRA年間騎乗回数1008回の記録を持ち、毎年あれだけ安定して多くの騎乗馬を集めることができるのは、関係者に愛される彼の人柄によるところが大きいでしょう。もちろん、期待に応えられるだけの高い騎乗技術を持っているのも大きな魅力で、自分が馬主ならぜひ任せたいと思う騎手ですね。
新潟参戦は年に1度あるかどうかですが、過去にはナリタクリスタルやダービーレグノで新潟記念を勝ったこともある幸騎手。今回のレパードS勝利でも新潟のファンにその存在を強く印象づけたのではないでしょうか。

2着にはナムラビクター
鞍上はこちらも関西の人気ジョッキー、和田騎手です。名馬テイエムオペラオーとのコンビで一時代を築いた彼ももう35歳のベテランになりました。大舞台で培った精神力と騎乗技術で大きく成長、幸騎手と同じく高いレベルで安定した成績を維持しており、安心して見ていられる騎手の1人です。
レースは勝ち馬ホッコータルマエをマークする形で追走、直線の伸びには勢いがありクビ差まで詰め寄るも僅かに届かず。3着馬に差をつけて抜け出した2頭のゴール前の叩き合いはとても見応えがありましたね。上手く騎乗したと思いますが、追い出してからの反応が少しだけ鈍く見え、その分だけ届かなかったのかもしれません。

そして1番人気の関東馬イジゲンは3着に終わりました。
ゲート入りで嫌がり、ようやくスタートを切ったと思えば直後に躓き、後方4番手からのレースになってしまいました。スタート地点が芝になっているダート戦もありますが、ダートからのスタートの場合、馬が躓きやすいので騎手はとても気をつけて乗らなければなりません。それでもなお躓いたり、馬がひっくり返り落馬してしまうシーンをよく見かけます。今回の内田騎手も、スタートには気をつけて騎乗したようですが、そうそう思い通りにいかないのが競馬。仕方がないと気分を切り換えるしかありません。
後手に回り後方からの競馬になったイジゲンは、3~4コーナーでも外を回らざるを得ない形になり、その頃には手応えが怪しくなっていました。それでも直線ではメンバー最速の37.1秒の脚を使えるのですから、本当に能力が高いと思います。勝ち馬と対照的にスタートや位置取り、展開、全てが上手くいかず並みの馬なら凡走して当然の内容で、よく走りぬいたと思います。

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