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2012年8月22日 (水)

札幌記念のレース回顧

先週行われた札幌記念。それぞれが目標とする秋の大舞台に向けて、実績馬・注目馬たちが動き始めました。
優勝は単勝4番人気の6歳牝馬、フミノイマージン
これまでに挙げた重賞3勝全てに騎乗した太宰騎手が3走ぶりに手綱をとりました。
後方待機で追走し、3~4コーナーからは外をマクり気味に自ら動いて、直線では断トツ1番人気のダークシャドウを差し切り、1/2馬身差をつけてゴール。
勝因は、ハイペースになりこの馬の持ち味である瞬発力が活かせる流れになったことでしょう。
「前がゴチャついていたので後ろから行こうと考えた」という太宰騎手の作戦が見事にハマッた感じですね。展開が味方した部分は大きいものの、それだけでは勝ち切れないのが競馬です。多くの重賞レースで鍛えられた走りには、さすがと思わせる力強さがありました。

1番人気で2着に敗れたダークシャドウ。
鞍上の福永騎手は、2~3番手につけて前の手応えをうかがうという、強い馬に騎乗する時のお手本のような騎乗をしたと思いますが、やはり勝たなくては意味がありません。
敗因はおそらく、向正面あたりから2番手に上がっていき、しかも逃げ馬にクビ差くらいまでに迫っての追走だと思います。
速いペースで進む中、馬に息が入らなかったのではないでしょうか。
1コーナーで3番手につける形は、単勝1.7倍の馬に乗るには理想的でしたので、できればそのまま直線まで向かってほしかったですね。マイネルスターリーが外から上がってきたときに、抜かせたくなかったのか、一緒にスピードを上げてしまった。どっしりと構えて、先に行かせる余裕を見せてもよいし、それだけの力がダークシャドウにはあります。まるで逃げ馬のアリゼオだけが相手のような競馬をして、直線に入ってすぐに先頭に立つなど、トップジョッキーとして多くの経験を積んだ福永騎手らしからぬ、少し焦りを感じさせる騎乗でした。
あの展開でズルズルになることなく、最後まで押し切れそうな粘りを見せてくれたダークシャドウの強さには感心しました。久しぶりのレースでしたが、順調に夏を越せたようで素晴らしい出来ですね。万全の態勢で挑む秋のGⅠ戦線が楽しみです。

3着は昨年の春の天皇賞馬ヒルノダムール。前走の今年春の天皇賞は11着とふるわなかったものの、これまでの戦績を見ても軽視はできず2番人気に支持されました。休み明けで今回のレース内容なら、秋には良いレースをしてくれそうです。
鞍上の藤田騎手はダークシャドウをピタリとマークし、決め打ちのレースをしました。仕事人・藤田騎手らしい味のある競馬に、思わず頬が緩んでしまいました。

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