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2012年7月12日 (木)

七夕賞のレース回顧

先週は第48回七夕賞が行われました。
サマー2000シリーズの初戦でもあるこのレースを制したのはアスカクリチャン。16頭立ての14番人気馬の激走により夏の福島競馬は幕を閉じました。

レース当日は快晴に恵まれたものの、前日までの雨で馬場はゆるくなり、力のいる状態になっていました。騎手は基本的にコースロスの出ない内側を選んで走り ますが、内が悪くなれば徐々に外へ外へと出していきます。それはもちろん、降雨で馬場が荒れたり開催が進むにつれ傷んでくる芝であったり、とにかく外が伸 びる展開になるからです。メンバー構成や自馬の脚質など様々な要素を組み合わせ、どの位置取りで最終的にどこを通ってくるかなど、絶えず考えながら騎乗し ています。

優勝したアスカクリチャンの鞍上・内田騎手は荒れた内側を避け、かといって距離や体力を消耗させる大外まで出すことはせずに、内側ギリギリの良いところで上手く走らせていました。この進め方が勝因だったといえるでしょう。
もうひとつは管理している須貝調教師の手腕もあるかもしれません。今年の皐月賞馬ゴールドシップもこの厩舎ですが、管理馬に対する丁寧な仕事ぶりが伝わっ てくるようです。きっと厩舎全体の雰囲気が良いのでしょうね。開業から4年目の今年になり初めて重賞勝ちをおさめ、この七夕賞ですでに重賞は3勝目。この 先が楽しみな厩舎です。

2着は岩田騎手騎乗の1番人気馬トーセンラー
出走メンバーを見ても格は上だと思いますが、この馬はパンパンの芝で時計の速いレース展開がベストであり、今回の福島コースはいかにも不向き。道中も手応えが怪しく、1番人気らしくない追走をしていたため、惨敗も覚悟していました。
ところが3・4コーナー中間あたりで、岩田騎手が懸命に押していき、直線で馬場の良い大外まで持ち出すと、ハミを取りそれまでとは全く違う走りを見せ、一 気に伸びてきました。この岩田騎手のコース取りも良かったと思います。あのまま大外に出さずに内にこだわっていたなら、おそらく掲示板にも載らなかったで しょう。やはり岩田騎手のレースにおける勘というか勝利につながる嗅覚はさすがです。
差し切ったかと思われる勢いはありましたが、僅かに届かず2着。これはもう運が無かったとしか言いようがありません。次走でも当然上位人気でしょうし、その期待に応える力もあります。次に向けて好調をキープしてもらいたいものですね。

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