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2012年3月14日 (水)

先週の重賞レース回顧

先週は阪神競馬場で、桜花賞トライアルの第46回フィリーズレビューが行われました。
優勝したのはニコラ・ピンナ騎手騎乗、単勝1番人気アイムユアーズ。ピンナ騎手は初騎乗ながら、落ち着いたレースぶりで若い牝馬を上手く導いていました。
絶好のスタートを切ると、前を見る形で3~4番手追走、道中の手応えもしっかりしており、関係者は安心して見ていることができたでしょうね。追い出してからの反応も良く、手応え通りの伸び脚で、まさに完勝といえる内容。デビューから6戦して(3.2.1.0)と、高いレベルで安定しています。これまでは、重賞レースになるとそれほど上位人気にならない馬でしたが、今回の勝利で実力と人気を兼ね備えた期待の一頭となりそうです。

一方、アイムユアーズとあまり差の無い人気を得ながらも4着に敗れたイチオクノホシ
「大外枠だったのでずっと外を回るようなことにを避けて馬群に入れた」と鞍上の石橋脩騎手はコメント。外を嫌い、入れそうな隙間を見つけて他馬の後ろにつけた彼の判断はとても良いと思いますが、位置取りが少し後ろになってしまったのが残念でしたね。
この日の阪神競馬場の馬場は良の発表でしたが、雨が続いたために実際はかなり力が要る馬場になっており、得意不得意な馬がいると思われます。1ヵ月後の桜花賞は今回のようにパワー勝負なのか、それとも軽くて早いタイプが有利なのか。馬場状態が気になるところ。
また桜花賞は、フィリーズレビューと同じ阪神競馬場で行われるとはいえ外回りの1600m(フィリーズレビューは内回り1400m)でコースも距離も違ってくるので、今回の結果がそうそう直結するとは考えられません。このフィリーズレビューで得意のパターンに持ち込めずに力を出し切れなかった馬が好走する可能性もあります。
ただし、今回勝ったアイムユアーズは桜花賞でも軽視できません。
クセが無くてレースセンスも十分、騎手にとって乗りやすそうな感じの馬で、はっきり言って欠点らしきところが見当たらないので、GⅠ制覇に近い存在であるのは確かでしょう。

中山競馬場でも牝馬の重賞、第30回中山牝馬Sがあり、レディアルバローザが、後ろから行った昨年の同レースとはガラッとスタイルを変え、逃げ切り勝ちで昨年に続く連覇。騎手は昨年と同じ福永騎手ですが、このコンビもレースによって違う競馬をしていますね。このレースは調教師が「スタートがよければ前へ」と言ったこともあり、好スタートを切ると、迷わず先手を取って逃げる形に持ち込みました。
レディアルバローザは人気を背負うと凡走したり、目立たないときに好走して存在感を示す難しい馬ですが、基本的に器用だと思うので、どんなレースでもできるのでは。これからも、相手メンバーによって色々な競馬を見せてくれそうで楽しみです。

僕が以前よりずっと注目し、今回も期待していたホエールキャプチャ。このメンバー構成なら負けないと確信をもっていましたが、直線で伸びを欠いて5着に敗れてしまいました。
敗因は4ヶ月ぶりの休み明けで馬体重が増えていたこと、負担重量が55.5キロと他馬より重かったことなど、様々な要因が重なった結果なのでしょうが、僕が見て感じたのは、外枠(ホエールキャプチャは8枠15番)ゆえに馬で壁ができないために、前半で「気持ち良く行き過ぎた」のも影響があったのでは、ということ。確かに、休み明けの馬は気負っていて、普段より折り合いが難しくなる時がありますが、1.2コーナーからスーッと上がっていき2番手につけたところまで気持ち良く走り過ぎて、脚もその分だけ、余計に使ってしまったのかなと思いました。
毎週、こうしてメインの1~2レースについて書いていますが、勝ち馬または2.3着に好走し、穴をあけるような馬は、必ずと言ってよいほど内枠に入っています。
今回の、フィリーズレビューでのイチオクノホシ(8枠16番)、そして中山牝馬Sのホエールキャプチャのように、たとえ力のある人気馬とはいえ、外枠からの競馬というものは、いかに難しいものかがわかります。メンバー構成やペース、馬場状態など多くの条件を含めて想定外の出来事もあり、極めて難解な一戦だったと言えるでしょう。

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