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2012年2月15日 (水)

先週の重賞のレース回顧

先週、京都競馬場では、古馬王道路線である春の天皇賞へと向かう馬が集結。 この京都記念は頭数こそ9頭立てと少ないものの、昨年のGⅠ戦線を盛り上げてくれた実力馬たちが出走し、見応えのあるレースとなりました。
優勝したのは5番人気、武豊騎手騎乗のトレイルブレイザーでした。
レースは平均ペースの3番手を追走、3・4コーナー中間から仕掛けていき、直線では早めの先頭でゴーサインを出すと、そのまま押し切ってゴール。
この馬の場合、後ろから来る馬が仕掛けてくるのを待ってから動き出しても、決め手の部分で少々物足りないところがあるので、今回の武騎手の騎乗は最高といえるものでした。
久しぶりに「名手・武豊ここにあり」と思わせるレース。魅せてくれました。
やっぱり武騎手は上手いなぁと、観ていた人の多くが感じていたのではないでしょうか。
武騎手はトレイルブレイザーには過去1度だけ、昨年のジャパンカップで騎乗したことがありますが、11番人気ながら4着と好走させていて、そのときもさす が武騎手だと感心した記憶があります。今回のゴール後の歓声からも、これまで20年以上も競馬界を支え続けてきた武騎手の存在の大きさや人気の高さがうか がえて、やはりスタージョッキー、トップジョッキーの名はまだまだ彼のものだということを思い知らされました。
他の有力馬に騎乗していた騎手は、目標を見誤ったのか、道中はのんびりと構えていたように感じましたが、彼らはトレイルブレイザーがこのような早仕掛けの競馬をするとは予想していなかったのでしょう。これもまたレースのアヤで、仕方の無いことです。
今回は、武豊騎手が自らの腕でつかんだ勝利だと思います。

東京では共同通信杯が行われ、クラシックを目指す3歳馬が参戦しました。
1番人気の
ディープブリランテは、今をときめくディープインパクト産駒で、注目を浴びましたが結果は2着。好スタートを切り、押し出されて逃げる形になり ましたが、鞍上の岩田騎手を見ていると少し迷いがある…まるで「自分以外に逃げる馬が来てくれないかな」との願望を持っているような騎乗でした。できれば 他馬に行かせて自分は2・3番手が理想との雰囲気を漂わせていましたが、ディープブリランテが前半ハミを噛んでしまい、折り合いに苦労した様子。
ペースも遅くなり、切れ味のある馬には都合の良い流れになりました。
その流れにハマったのが、優勝したゴールドシップ
逃げた馬(1番人気のディープブリランテ)を目標にした競馬で、ピタリとマークしながら進み、直線も「この馬さえ捕らえられれば勝てる」と確信して騎乗しました。
大怪我から復帰したばかりの内田騎手には、嬉しい重賞勝利でしたね。流れが向いたのと、馬の切れ味の良さが勝因でしょうが、内田騎手のディープブリランテ1頭を目標にした乗り方も素晴らしいものでした。
ディープブリランテの課題としては、この先、距離が伸びるクラシックレースに向けて、折り合いが上手くつけられるかどうかという点でしょう。
好位でレースを進められれば、脚がためられるので、今回のような事態にはならないはず。
何にせよ、能力・素質を考えると、この1戦ではまだ見限ることは出来ませんね。

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