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2011年8月 8日 (月)

新潟の直線競馬を斬る!

■直線競馬で競走馬に必要とされる能力や条件
直線競馬で勝つために必要なもの、それは絶対的なスピードです。普通の競馬はコーナーがあるために、多少スピードが落ちますが、直線競馬はそれがありません。いかにスタートしてからすぐにスピードに乗れるかが重要になってきます。
とは言ってもスタートからゴールまで、常に全力のスピードで走り抜くのはかなり無理があり、直線競馬でもどこかで息を入れる必要があります。ただ、それはコーナーのあるコースに比べて、ほんの僅かな間だけしかないのです。
息を入れる時間が少ないのに、直線競馬を最初から最後までスピードで押し切れるような馬なのだから、スタミナとパワーの両方が必要だと思われがちですが、それは少し違います。加えて、キレる脚というのも大して武器にはならないと考えています。
1200m戦などで強い馬というのは、逃げ切り勝ちができるスタミナや追い込んでくる力強さ、あるいは最後に鋭く差してくる末脚が持ち味ですが、それらは全て、道中で息を入れられるスピードに落ちる『間』があるからこそ生まれる武器なのです。例えば、先行して流れに乗り、脚を溜めて最後に爆発させる走りというのは、まさにその典型的な例だと言えます。逆に新潟の直線レースでは、『トップスピード⇒瞬間的に息を入れる⇒すかさずトップギアに戻れる』という、とにかく全体的な脚の速さが求められ、道中での力の使い方が大きく異なってきます。
これらを比較してみた場合、1200m戦で追い込んで勝つような馬にはあまり適さず、却ってバテしまい着順が悪くても、常に前々で競馬ができるようなタイプの馬に、この新潟直線1000mコースは合っているような気がします。

■騎手は直線競馬で騎乗する際、どんな点に気をつけているか
僕が特に気をつけていたことは2点あり、まず1つ目はスタートです。これはどんな距離のレースでも言えることなのですが、騎手はレースに騎乗する際、スタートを最も大事に考えています。特にこの直線1000mにおいては、スタートでミスをするとまず勝てないといっていいほど重要なポイントです。もし出遅れてしまったら、どれだけ追いかけてもトップスピードで駆ける他馬には追いつけません。
そして、もう1つは流れに遅れないこと。直線競馬では、逃げ馬以外の馬も必ず先行集団について行き、絶対に前と離されないようにします。ベストの位置は先頭グループ、もし2番手グループになったとしても、前との距離はいつでも捕まえに行ける1~2馬身差以内。それ以上離れてしまっては、よほど展開が恵まれない限り、差し切るのは非常に困難です。
最後方グループから一気に追い込んで勝つことなど、開幕して最初の週の良馬場ではまず不可能。あるとしたら夏競馬2開催目以降、芝が使い込まれて馬場状態が悪くなってきた時だけでしょう。そんな時には、多少スピードが劣る馬でもチャンスが出てきます。馬券的には注意しておいた方がいいかもしれませんね。

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